天皇とキリスト教 その歴史的考察⑫ 守部喜雅 敗戦で崩れ去った心の支柱
〇天皇という存在 筆者は1940(昭和15)年7月24日に、当時、日本軍が侵攻していた中華民国の上海市で生まれました。ちょうどこの頃、上海から遠く東欧のリトアニ […]
天皇とキリスト教 その歴史的考察③ 守部喜雅 真理と伝統的精神のはざまで
ザビエルの手紙② 〈1549年11月5日、日本到着後、初めて鹿児島よりゴアのイエズス会員に宛てた書簡〉 −この島、日本は、聖なる信仰を大きく広めるためにきわめて […]
天皇とキリスト教 その歴史的考察② 守部喜雅 宗教的な権威として
ザビエルを日本に導いたヤジロウは、鹿児島出身の商人(倭寇という説もある)で、人を殺害した罪を逃れるため海外に逃亡、マラッカでイエズス会の司祭に会いキリスト教にふ […]
特集/新学期 一日、一日をかけがいのない神様からの贈り物として生きる 記・守部喜雅
「人が成長するには、TEACHABLE(ティーチャブル・教えられやすさ)な心が大切なんだよ」。まだ、駆け出しの記者の頃、当時の編集長に言われたことばです。 “教 […]
レビュー Book:『天を想う生涯 キリシタン大名 黒田官兵衛と高山右近』守部喜雅著(フォレストブックス、四六判、1,200円+税) 評・奈良献児
両者なりのキリシタンの姿勢 キリシタン大名であった高山右近と黒田官兵衛はほぼ同時代に生きた者同士であった。しかし、1587年に豊臣秀吉から出された「伴天連追放令 […]
第45回 日本伝道の幻を語る会 森新会長「教会が教会らしく」
日本キリスト伝道会主催の第45回「日本伝道の幻を語る会」が8月19〜21日、千葉県市川市で開かれ、今回で3回目となるテーマ『切り拓け!日本伝道』を深めた。 長年 […]
<落ち穂>明治40年のリバイバル
「4月6日の夜のこと、少し病んで床に伏していたところ、組合教会員の長野政雄、横山清五郎両氏の訪問を受けた。訪問の趣旨は、聖霊を受けてその喜びに満たされるために […]
<落ち穂>キリシタン論を記述した海援隊発行『閑愁録』
「…彼らは耶蘇(やそ)自らが磔(はりつけ)にされて殺され万民の罪障を償い天の神に謝罪したという説を主張するがために、ひとたびこの教えを信奉する者は極刑に処せら […]
Book:『明治の政治家と信仰 クリスチャン民権家の肖像』小河原正道著
Book:『明治の政治家と信仰 クリスチャン民権家の肖像』小河原正道著(吉川弘文館、四六判、1,785円税込) 評・守部喜雅 NHKで放映中の大河ドラマ「八重 […]
<落ち穂>信仰者としての新島八重
なぜ、八重は自らの葬儀の追悼説教を山室軍平に依頼したのか。確かに山室は、若き日に新島襄に憧れ、同志社の門をたたいた。襄に面会し、その記録も残している。だが、4 […]