クリスチャン新聞福音版2021年2月号

聖書のことばに聴く 

 「主は情け深く あわれみ深く 怒るのに遅く 恵みに富んでおられます。主はすべてのものにいつくしみ深く そのあわれみは 造られたすべてのものの上にあります。」旧約聖書・詩篇145篇8〜9節

怒るのに遅く、いつくしみ深く

 シトシト降る梅雨には穏やかな静けさがあります。作物の生育に必要な恵みの雨です。しかし近年は、梅雨とは思えない豪雨など荒れた気象が増えました。今年の梅雨は穏やかでしょうか。近ごろは人間も、突然あおり運転で怒りをぶちまけたり、短絡的な正義感から怒りにまかせて暴言を吐いたりと荒れた事件が相次いでいます。怒りの感情自体は自然なものですが、制御できないとやっかい。怒りを上手にコントロールするアンガーマネジメントの本や講座も増えているようです。

クリスチャン新聞福音版2021年4月号

新連載 イエスの名言 それってありなの? 2
「理想の上司をご紹介」

水谷潔(春日井聖書教会 協力牧師 キリスト教性教育研究会 会長)
 毎年、「理想の上司」が選ばれ、表彰されます。上司を演じた俳優やスポーツの指導者などが、選ばれているようですが、今回は聖書に登場する理想の上司をご紹介。意外かもしれませんが、新約聖書には神の国が、商売にたとえられています。神様を全世界の主権者として生きることが、上司から資本金を託される部下のようだというのです。それは「タラントのたとえ」と呼ばれ、マタイの福音書25章の14節以降に記されています。

名画で読む聖書の世界 ⑨教会の誕生

町田俊之(バイブル・アンド・アートミニストリーズ 代表・富士見聖書教会 牧師)
 五旬節(ギリシヤ語:ペンテコステ)はイエス・キリストが復活したイースターから五十日目、そのイエスが昇天してから十日目に当たり、キリスト教会ではこの日を「教会」が生まれた日として記念しています。その日、どのような事が起こったのか、冒頭の聖書のことばが語ります。

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新連載 祈りのある風景
<<音楽会と勘違い、キリスト教の集会へ>>

守部善雅(キリスト教ジャーナリスト)
 一九五九年の夏、それは、わたしにとって生涯忘れえぬ思い出となりました。。。暇つぶしにのぞいてみようと東京代々木の会場に着いてみると、音楽会とは様子が違います。よく看板を見ると、どうもキリスト教の集会らしい。私は宗教を胡散(うさん)臭いものと思っていましたから、内心、「しまった!」と思いました。帰ろうとすると、「よくいらっしゃいました」と元気な声が私を囲み、うながされるままに前の席に案内されてしまったのです。

連載 バイブル・コラム いやしの言の葉 <15>
<<闇も喜びに変わる>>

  夕があり、朝があった。第一日。(旧約聖書・創世記1章5節)この言葉は、聖書に収められている最初の書物「創世記」の一節です。「創世記」は、名前から分かるとおり、神様がこの天地万物をお創りになった、その創造の物語がつづられています。それはこんな具合に始まります。

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ひとそのあしあと
「捨てられたという感覚を乗り越える「導き手」に出会った」

今月のひと…作家 ウォルター・ワンゲリンさん
 神を信じる、ということは、条件が整えば簡単にできるというものでもない。クリスチャン人口が多数派のアメリカで四代つづく牧師の家庭に育ったウォルター・ワンゲリンさんだが、大学生の冬、孤独の中で神を見失った。「神はどこか高い天井のベッドで眠っておられるのだ…」。数々の小説やエッセイを執筆し、日本では特にベストセラー『小説「聖書」』シリーズで知られる。鮮やかに人間を描く執筆の背後には、自身の信仰の体験と多様な人々との出会いがあった。

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