クリスチャン新聞福音版2021年7月号

聖書のことばに聴く 

「神よ 私を探り 私の心を知ってください。私を調べ 私の思い煩いを知ってください。私のうちに 傷のついた道があるかないかを見て私をとこしえの道に導いてください。」旧約聖書・詩篇 139篇23、24節

私を知り抜いている神に傷をゆだねる

 聖書にはやさしい慰めに満ちた言葉がたくさんあります。が、そう思って読んでいくと、ときに暴力的とも思えるような怒りの感情をぶつける表現に出会い、戸惑うことがあります。  詩篇139篇の詩を詠(よ)んだ作者は、暗闇とも思えるような人生の試練を経験していたようです。冒頭に掲げた23、24節はこの詩の最後の結論部分ですが、その少し前には、ドキッとするような激しい言葉が記されています。

クリスチャン新聞福音版2021年10月号

新連載 イエスの名言 それってありなの? 7
「宴会の席次」

水谷潔(春日井聖書教会 協力牧師 キリスト教性教育研究会 会長)
 新橋駅前で、ほろ酔い気分の中年男性が訴えます。「サラリーマン社会に無礼講はない! 宴会で無礼講とか言われても、上司は絶対に、上座に座らせないといけないんだ。」  サラリーマンだけではないでしょう。誰が偉いか、どちらが上かと、人間関係については上か下かを考えてばかりの私たちです。そこで、紹介したいのは、ルカの福音書14章7節から11節が記している宴会の席次に関連してイエス様が語られたたとえ話。

名画で読む聖書の世界 ⑩キリストと姦淫の女

町田俊之(バイブル・アンド・アートミニストリーズ 代表/富士見聖書教会 牧師)
 画家レンブラントは、実に大きな空間の中に小さな人間たちを描きました。その人間に対して神殿の建物の大きさが圧倒しています。全体の構図としてみるならば、人間たちがあまりにも小さ過ぎてとてもバランスの欠いた画面になっています。巨匠と言われる名手レンブラントは、どうしてこのようなアンバランスな構図にしたのでしょうか。

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新連載 祈りのある風景
第7回 <<私は、神の前に罪人なのです >>

守部善雅(キリスト教ジャーナリスト)
 洗礼を受け、熱心に聖書を読むようになって、自分が、以前は、聖書に対し、とんでもない誤解をしていたことに気が付きました。聖書がキリスト教の教典であることは知っていましたから、どうせ、内容は、自分とは関係のない宗教の有難い教えが書かれているのだろうと読みもしないで思い込んでいました。

連載 バイブル・コラム いやしの言の葉 <19>
<「すべて、最上のもの」を>

 神のことば、と言われる聖書は本当に不思議な書物です。「旧約」と「新約」に分けられますが、特に古い方の「旧約聖書」には、イスラエルの歴史や預言者などの書に混じって、一見“何でこれが神のことばなのか”と思えるようなものが、さり気なく入っています。今日の聖書の個所は「雅歌」です。「雅(みや)びの歌」と聞けば、日本の古代文学では、貴族たちの間で繰り広げられた男女の「恋の世界」が思い浮かびます。そしてこの「雅歌」も、素直に読む限りは、愛する男女の間で交わされた言葉が、詩的につづられた書です。ここはどうやら、女性から男性、花嫁から花婿への告白のようです。

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ひとそのあしあと
「父親であることは私たちにとって最も大切な仕事」

今月のひと…作家、実業家、教授、外交官、慈善事業家 グレゴリー・スレイトンさんさん
 「父親であることは私たちにとって最も大切な仕事です。大統領であろうと、大企業の最高経営責任者であろうと、男性として最も大切な仕事です。私たちにしか果たせない唯一の役目です。私たちの将来と社会は、父親として私たちがどのように働くかにかかっているのです。」そう語るのは、作家、実業家、大学教授、外交官、慈善事業家の肩書を持つ、アメリカ人のグレゴリー・スレイトンさん。実の父親からは見捨てられ、中国系アメリカ人の家庭で育ったというスレイトンさんが書いた“父親本”は、アメリカでベストセラーとなった。

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