クリスチャン新聞福音版2021年12月号

聖書のことばに聴く 

「私たちを神の御前に立たせるのは食物ではありません。食べなくても損にならないし、食べても得になりません。ただ、あなたがたのこの権利が、弱い人たちのつまずきとならないように気をつけなさい。……食物が私の兄弟をつまずかせるのなら、兄弟をつまずかせないために、私は今後、決して肉を食べません。」新約聖書・コリント人への第一の手紙8章8〜13節

弱い人を思いやり自由を放棄する自由

 マスクを付けるべきと考える人と付けたくない人、ワクチン接種を皆するべきと考える人としたくない人……新型コロナ禍で改めて、自分にとっては当然と思うことが人によってはそうではないこともあるということが浮き彫りにされました。  何かをこうするべきと考える人とそうしたくない人、あるいはそんなことは気にする必要はないと考える人の意見の違いは、これに限らず様々な問題であります。そんなとき、どうしたら解決策が得られるでしょうか。

クリスチャン新聞福音版2021年12月号

連載 イエスの名言 それってありなの? 11
インチキのすすめ?

水谷潔(春日井聖書教会 協力牧師 キリスト教性教育研究会 会長)
 聖書のたとえ話の中でも、「それってありなの?」の代表は、ルカの福音書16章1節以下に登場する「不正な管理人のたとえ」でしょう。これは、イエス様が弟子たちに語り掛けたもの。あるお金持ちの管理人が主人の財産を無駄遣いして、それが発覚。主人から会計報告をするよう命じられ、報告後にはクビになるだろうという設定。管理人はこの難局を悪知恵で切り抜けようとします。主人の債務者を呼び寄せ、債務を減額した証文を作成します。恩を売っておけば、クビになっても、誰かが雇ってくれると考えたわけです。これは不正どころか、犯罪行為でしょう。

名画で読む聖書の世界 12「天地創造」

町田俊之(バイブル・アンド・アートミニストリーズ 代表 富士見聖書教会 牧師 )
 現代は、瞬時に世界の情報を知ることができる時代です。また、より最先端の情報を握っていることが成功につながると信じられています。しかし、情報が多ければ多いほど将来に対する不安も大きいのではないでしょうか。

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連載 祈りのある風景
第11回 <<病が癒やされるように、と祈る時 >>

守部善雅(キリスト教ジャーナリスト)
 聖書に出会う前の宗教に関する私の認識は、「苦しい時の神頼み」的なものでした。ですから、知り合いのなかに病人が出ると、「病気を治して下さい」といったお祈りをしたこともあります。

連載 バイブル・コラム いやしの言の葉 <23>
<あらゆる境遇に対処する秘訣 >

 ある人は言いました。「“貧しさの中にいる道”を知って、“豊かさの中にいる道”を知らない者が多い」と。貧しい時に、自分がどう振る舞い、どのように考え、どのように行動するか、経済的な困難の中では自分の生活と精神を健全に保っていることのできる人でも、ひとたび豊かになると、その富をどう用い、どう行動するか、適切な方法がわからず、往々にして暮らしも思いも富に振り回されてしまう、ということでしょうか。

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ひとそのあしあと
「相談できる場あれば助けられるいのちある」思いがけない妊娠に悩む女性たちのために

今月のひと…一般社団法人「小さないのちのドア」施設長・保健師 西尾和子さん
  思いがけない妊娠や出産で悩む女性たちのための、二十四時間三百六十五日相談とサポートを行っている一般社団法人「小さないのちのドア」(神戸市北区)。施設長を務める保健師の西尾和子(よりこ)さんは、代表でマナ助産院院長でもある永原郁子さんと共に、二〇一八年のスタート以来これまで約二万二千人にのぼる相談に対応してきた。

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