クリスチャン新聞福音版2023年1月号

聖書のことばに聴く 

「天の御国は、旅に出るにあたり、自分のしもべたちを呼んで財産を預ける人のようです。彼はそれぞれの能力に応じて、一人には五タラント、一人には二タラント、もう一人には一タラントを渡して旅に出かけた。……」 (新約聖書・マタイの福音書25章14、15節)

預かった賜物を忠実に生かして

 「今年こそ〜しよう」と、新年の抱負を心に思い描く人もいるでしょう。結局何もしなかったと、後悔しながら年末を迎える空しい気持ちを味わったことはあるでしょうか。冒頭の聖書のことばは、イエス・キリストが「天の御国」について語ったたとえ話の一つです。それは死後に行く「あの世」のことではなく、神の御心に沿って私たちがどう生きるかに関する教えです。

クリスチャン新聞福音版2023年1月号

連載 イエスの名言 それってありなの? 21
それができる意外なもの

水谷潔(春日井聖書教会 協力牧師 キリスト教性教育研究会 会長)
 野球では、投手が見せる抜群の制球力を「針の穴を通すコントロール」と形容します。もちろん、野球のボールが針の穴を通ることはありませんが、それほどの正確さだという誇張表現です。実は聖書にも、針の穴に「ある意外なもの」を通す表現が登場します。その意外なものとは何でしょう? それは、何と、「らくだ」なのです。イエス様は、「金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうが易しい」と語っておられます。

聖書カメラの捉えた映画と人生 29「フェイシング・ザ・ジャイアント」

小川政弘(元ワーナー・ブラザーズ映画制作室長 )
 これは二〇〇六年のアメリカ映画で、アメリカン・フットボールの世界で描かれるヒューマン・スポーツドラマです。ジョージア州のシャーウッド・バプテスト教会の牧師アレックス・ケンドリックと言えば、「祈りの力」(二〇一六年公開)「赦しの力」(二〇二〇年公開)という〝教会発信〟映画で日本でも有名になりましたが、これはその初期作品で、彼は監督・製作・脚本・編集・音楽の5役+主演の活躍ぶりです。 タイトルは訳せば「巨人に立ち向かう」ですが、これはそびえる巨人のような困難と、無敵の決勝相手チームの名を掛けています。

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連載 子どもに教えて気がついた「漢字の向こうに聖書が見える」 

第10回 聖人のことばに聞きその務めを果たす

ブラッシュ 木綿子(翻訳・編集者)
今月の漢字は「聖」です。キリスト教ではかなり大事な一字ですが、「耳」、「口」、「王」のパーツでできています。耳と口はそのまま、耳の形、口の形なのですが、王は少し複雑です。

連載 バイブル・コラム いやしの言の葉 <33>
<心のひだに届く「御言葉」>

 私の親知らずは、頰の内側に突き出るように生えています。そのため、その部分に歯ブラシが当たらず、虫歯になってしまいました。行きつけの歯医者さんは、そこに届く歯ブラシで磨かないとまた同じことが起こるということで、特殊な歯ブラシを紹介してくださいました。普通の歯ブラシよりかなり細く、ブラシの部分が三角形で尖っています。

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ひとそのあしあと
「お家へ帰ろう」 置き去りにされた赤ちゃんに呼びかけた

NPO法人みぎわ理事 松原宏樹さん
 奈良市のNPO法人みぎわは、障がいを持って生まれた赤ちゃんの特別養子縁組をあっせんするという、日本で唯一の働きを担っている。マスメディアでも紹介されて大きな反響を呼んだ。二〇二二年十一月には公益財団法人糸賀一雄記念財団から、第8回記念未来賞が授与された。理事の松原宏樹さんは、自身も2人のダウン症と難病の赤ちゃんの養親となった。帰る家を失った子どもたちに「お父さんになってあげよう」と決めた今、共に生きる重さと幸せをかみしめる日々だ。課題は障がいを持った子どもに対する壁を取り除くこと。願いはそんな子どもたちのホーム『小さないのちの帰る家』(仮称)を作りたいということだ。

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