クリスチャン新聞福音版2023年7月号

聖書のことばに聴く 

「いにしえよりの神は、住まう家。下には永遠の腕がある。」 (旧約聖書・申命記 33章27節)

下には永遠の腕がある。

 「下には永遠の腕がある」--これはあるクリスチャン女性がふともらした言葉です。ずいぶん前のことですが、そのときの光景や、そよ風の心地よい感触を今も覚えています。

クリスチャン新聞福音版2023年7月号

連載 聖書は知恵の宝庫
第4回 心の高慢は破滅に先立つ

立川福音自由教会牧師 高橋秀典
 昨年、世界を震撼(しんかん)させた最大の悲劇は、ロシアによるウクライナ侵攻です。その責任者のプーチン大統領は、自分をキリスト者であると自認しています。彼は独自の歴史観から、ウクライナは間違って成立した国であり、欧米ではなくロシア文化圏の中に留まっているべきだと主張します。しかし、ウクライナの多くの人々は、自分たちは独自の文化を築いてきた民族で、ロシアの支配下で迫害されてきたという歴史観を持ち、独立のための戦いを必死に展開しています。

連載 子どもに教えて気がついた「漢字の向こうに聖書が見える」 

第16回 「幸」 つらい、苦しい時が続いても、神の計らいの美しさが、きっと

ブラッシュ 木綿子(翻訳・編集者)
「幸」は、首が曲って若死にする形と、逆さまにした人の象形で、若死にするはずが一転、その死を免れることから、しあわせ・さいわいの意味を表すというのです。

クリスチャン新聞福音版2023年7月号

連載 北欧のテーブル 

人生の節目に「いちごケーキ」

ヨシムラ・パイヴィ(日本福音ルーテル スオミ・キリスト教会宣教師)
フィンランド人はみんな、いちごが大好きです。フィンランドのは外国産と比べて、とても甘くてみずみずしいのです。六月、七月はいちごの季節。市場には採れたばかりの新鮮ないちごが一斉に並びます。日本のようにパックのものなどありません。山のように積まれたいちごを、お店の人がスコップですくって量り売り。まとめて買うならダンボールの五キロ入り。私たちは毎年、子どもたちと一緒に近くの農家にいちご採りに行きました。食べながら摘んだいちごをいつもバケツ二杯くらい買ったでしょうか。ジャムにしたり冷凍したりします。

連載 バイブル・コラム いやしの言の葉 <40>
見て、聞いて、知る

 叔父が入院した時のことです。お見舞いに行くと、ずっと付き添っている叔母が「良い病院だ。お医者さんも看護師もよく部屋を訪問してくれる」と言っていました。ところが、一週間後に再び行ってみると、叔母はこう言うのです。

クリスチャン新聞福音版2023年7月号

ひとそのあしあと

他者から必要とされる喜びが、介護する人、される人の両方に

介護福祉士・牧師 佐々木 炎さん
「このまま私はどうなるのだろう」。当たり前にできていたことができなくなる…。認知症や高齢による身体機能の低下に直面した時、人は自分の生きる価値を立ち止まって問わざるを得ない。その現実の厳しさにいらだったり、ふさぎこんだりすることもあるだろう。介護福祉士で牧師の佐々木炎さんは、「人は人であるという理由だけで尊い存在」と話す。運営するNPO法人では、単に「介護する人」、「介護される人」をこえた関係性がある。その現場の背景にあるものは何だろうか。

クリスチャン新聞福音版2023年7月号

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