クリスチャン新聞福音版2023年10月号

聖書のことばに聴く 

 「苦しみの中から、私は主に叫びました。すると主は、私に答えてくださいました。」 (旧約聖書・ヨナ書 2章2節)

 近所の二人の女性が散歩で家の前を通ったとき、「ぼっち(ひとりぼっち)」と悪口を言われたと思った男性が二人を刺殺する事件が起きました。電車で人を刺し、火をつけた別の男性は、友達がいなかったといいます。唯一つきあっていた女性が去って行ったとき自暴自棄になり、幸せそうなやつらを殺して死刑になろうと犯行に及びました。人は時として、ひとりぼっちの苦しみに耐えられません。

クリスチャン新聞福音版2023年10月号

連載 聖書は知恵の宝庫
第7回 二人は一人よりもまさっている

立川福音自由教会牧師 高橋秀典
 中学校の多くの教科書に太宰治の短編小説『走れメロス』が掲載されています。これほど簡潔で美しい友情の物語を私は知りません。何度読んでも感動の涙が出ます。

連載 子どもに教えて気がついた「漢字の向こうに聖書が見える」 

第19回 「味」 知ったからこそ伝えられる 神様が良い方でよかった

ブラッシュ 木綿子(翻訳・編集者)
今月の漢字は「味」です。「口」と「未」からできていますね。「未」の上の短い棒は枝になった果実です。実がなると、私たちは早く食べたくて「まだかな、まだかな」と実が熟すのを待つことになります。実ができたばかりではまだ熟していないので、「未」は「まだ…ない」という意味なのだそうです。そして、熟したか確かめるために実を口にして味わうので、口偏に「未」で味・味わうの意味になりました。

クリスチャン新聞福音版2023年10月号

連載 北欧のテーブル 

その7 一緒に食べる“コルヴァプースティ”

ヨシムラ・パイヴィ(日本福音ルーテル スオミ・キリスト教会宣教師)
フィンランドでは昔からコーヒータイムには菓子パンがつきものです。菓子パンのことをフィンランド語でプッラと言います。コルヴァプースティはプッラの中で最も人気があるもので、「プッラの王さま」とも言われます。

連載 バイブル・コラム いやしの言の葉 <43>
生き続ける命

 私の勤めるホスピスでは、ご家族を看取られた遺族のための家族会を、年に一度開いています。患者さんの生前の思い出を語り、悲しみを分かち合うことによって、また新しくがんばって生きていこう、そんなきっかけになればいいと思っております。

クリスチャン新聞福音版2023年10月号

ひとそのあしあと

「どうしたら寄り添えるか」スポーツで生きづらさ抱えた子らの居場所づくり

日本ベンチマーキングサービス代表理事 山田明仁さん
一般社団法人日本ベンチマーキングサービスの代表理事を務める山田明仁さんは、元陸上四〇〇メートル日本代表だ。大阪ガス陸上競技部の現役時代は国内外の大会で優勝を重ね、現役引退後は大阪ガス陸上競技部副監督、大阪陸上競技協会短距離コーチも務めて後進の育成に尽力した。勝利を目指し続ける過酷な世界で、信じられるのは自分だけ。「自分が神様」だと思っていた人生が、キリストを信じる人々との出会いで大きく変わった。

クリスチャン新聞福音版2023年10月号

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