クリスチャン新聞福音版2023年11月号

聖書のことばに聴く 

 「わたしがいのちのパンです。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」 (新約聖書・ヨハネの福音書 6章35節)

 秋が深まるにつれ、木々は色づき、虫の音(ね)が耳を楽しませ、種々の果物が甘い香りとともに実をつけます。神が創造された世界は見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れるという、五感に働きかける豊かな恵みに満ちている|そんなテーマのエッセイ集 『心の窓を開いて 五感、それは神の贈り物』(いのちのことば社)が出版されました。

クリスチャン新聞福音版2023年11月号

連載 聖書は知恵の宝庫
第8回 人には自分の行いが みな純粋に見える

立川福音自由教会牧師 高橋秀典
 一九二〇年代の禁酒法施行下の米国ではマフィアが勢力を急拡大しました。その代表格と言えばシカゴの帝王と呼ばれたアル・カポネです。しかし、彼は自分を慈善事業家と大真面目に考え、銀行家をはるかに凶悪な人間と考えていたようです。

連載 子どもに教えて気がついた「漢字の向こうに聖書が見える」 

第20回 「名」 あの人でも他の誰でもない 私を呼んでくれてるんだ

ブラッシュ 木綿子(翻訳・編集者)
今月の漢字は「名」です。「名」は「夕」と「口」からできています。「夕」は、月が山の上に半分出かかった形です。日が沈み、月が出始めた頃のことで夕方を指します。そして夕方暗くなると顔が見えず、大きな声で互いの名を呼び合ったことから、「夕」と「口」で「なまえ」の意味になりました。

クリスチャン新聞福音版2023年11月号

連載 北欧のテーブル 

その8 フィンランドの魚のお話

ヨシムラ・パイヴィ(日本福音ルーテル スオミ・キリスト教会宣教師)
フィンランドには湖や川がたくさんあります。魚の種類は多く、魚釣りが好きな人も多いです。昔、魚釣りは趣味ではなく、食料を得るための仕事でした。それで、魚釣りはどの家庭でも行われ、魚料理がよく出されました。

連載 バイブル・コラム いやしの言の葉 <44>
土台と骨組み

 聖書には、大切なことをたとえ話を用いて説明しているところが多くあります。例えばこんな話です。「ですから、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家を襲っても、家は倒れませんでした。岩の上に土台が据えられていたからです。また、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人にたとえることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもその倒れ方はひどいものでした」(新約聖書・マタイの福音書7章24〜27節)

クリスチャン新聞福音版2023年11月号

ひとそのあしあと

スピリチュアルケアを すべての医療場面で実現したい

医師 笹子三津留さん
「がん告知」「インフォームド・コンセント」。今では一般的となったこれらが日本で普及したのは、この三十年ばかりのこと。その推進役は外科医の笹子三津留(ささこ・みつる)さんだった。そこには医療者としての良心とともに、身近な家族にまつわる葛藤があった。がん治療において世界的な業績を重ねる一方、人生を見直す経験もしてきた。今年七月には、淀川キリスト教病院理事長に就任し、すべてを委ねる思いで新たな一歩を踏み出している。

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