クリスチャン新聞福音版2025年3月号

聖書のことばに聴く

 祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立ち上がり、大きな声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります。」新約聖書・ヨハネの福音書7章37、38節

 年末年始は何かと、食べたり飲んだりする機会が多くありました。そして、もうすぐ卒業、転勤、新入学の季節がやってきます。送別会や歓迎会など人が大勢集まればにぎやかでしょう。文化祭や体育祭、芸術祭など、「祭」の付くイベントも高揚感があります。

クリスチャン新聞福音版2025年3月号

連載 聖書は知恵の宝庫
最終回 あなたの創造者を覚えよ

立川福音自由教会牧師 高橋秀典
 「生まれたときはみなオリジナル、でも死ぬときにはコピー品」という表現を聞いて、ストンと心に落ちました。これは特に多くの日本人に当てはまるような気がします。小さい時から、周囲に合わせて行動するように訓練され続けています。そして、人と違っていることを恥じたりします。

連載 物語とキリスト教 深掘り・世界の名作文学
Vol.12 「天路歴程」

小松原宏子(児童文学作家・翻訳家)
 主人公「クリスチャン」は、とある「本」を読んだことがきっかけで、魂の救いを求めるようになります。そのとたん、彼は背中に「重荷」を負うことになり、自分の力で降ろすことはできません。妻と子に別れを告げ、住んでいた「滅びの町」をあとにすると、クリスチャンはエヴァンジェリスト(伝道者)という人物に出会い、広い野原の向こうの「門」をめざすよう教えられます。ところが途中で「落胆の沼」という沼に落ち、すんでのところでヘルプ(助け)という人物に助けられます。

クリスチャン新聞福音版2025年3月号

連載 北欧のテーブル 
最終回 生きるのに必要な パンと神のことば

ヨシムラ・パイヴィ(日本福音ルーテル スオミ・キリスト教会宣教師)
 二年間、フィンランドの料理やお菓子などと併せて、聖書のみことばを紹介することができ感謝です。最後のテーマはフィンランド人にとって昔から最も大事な食べ物であるパンについてです。今回のパンは一個一個形を作る必要がないので、忙しい時でも簡単に作れます。忙しい時こそ、焼きたてのパンを味わえたらホッとして、幸せを感じるのではないでしょうか。

連載 中動態? 心に寄りそう聖書のメッセージ 
12.互いを信じ合える力

中村穣(飯能の山キリスト教会牧師)
 現代の能動・受動「する・される」の世界観は、責任を問う姿勢を強調してしまうので、自分の行動に責任が持てなくなると、何だか自分がそこにいる意味が見いだせないという時もあります。

クリスチャン新聞福音版2025年3月号

ひとそのあしあと

障害年金に積極的に取り組み、人の役に立てる喜びと感動を味わう。

社会保険労務士 障害年金アドバイザー 富所 正史さん
「若い時は、クロスカントリースキー競技者として、自分の栄誉のために全国大会で戦っていた。今はキリスト者として、自分が必要とされている人のために仕えたい」。そう語るのは、六十歳定年を機に起業した富所正史(とみどころ・まさふみ)さんだ。小学校教員、キリスト教大学職員を経て、二〇一三年に社会保険労務士事務所を開業。開業当初から、障害年金に積極的に取り組む富所さん。「一人でも多くの障害をお持ちの方を、国の制度で支えていく仕事に誠実に仕えていきたいと思っています」と語る。

クリスチャン新聞福音版2025年3月号

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