クリスチャン新聞福音版2025年4月号

聖書のことばに聴く

 キリストこそ私たちの平和です。キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊し……十字架によって神と和解させ、敵意を十字架によって滅ぼされました。新約聖書・エペソ人への手紙2章14〜16節

「一人の戦争孤児として、負の連鎖、憎しみの連鎖に絶対に気持ちを染まらせてはいけないと思ってきた。次の戦争に私が加担することにつながるからだ」。新聞で、そんな言葉に目がとまりました。発言したのはイラン人の俳優サヘル・ローズさん。イラン・イラク戦争で孤児になり、孤児院で育ち、引き取られた家の養母と一緒に日本に来たといいます。

クリスチャン新聞福音版2025年4月号

新連載 聖書エッセイ 私もこれで悩んでます
《1》「ともだち100人」の呪縛

更正教会牧師 山口紀子
 4月は出会いの季節です。入学「初日」、バイト「初日」…さまざまな「初日」に何を着ていこうか、なんと自己紹介しようかと、前日から緊張して眠れなかったりします。というのは、私は昔から新しい人間関係が始まる時に、うまくやっていけるだろうか、友だちができるだろうかと、つい心配してしまうタイプだからです。

連載 物語とキリスト教 深掘り・世界の名作文学
Vol.13 「復活」

小松原宏子(児童文学作家・翻訳家)
女囚マースロワ(カチューシャ)は、小作人の子でしたが孤児となり、地主の老嬢姉妹に引き取られました。姉妹の妹のほうはマースロワを養女にしようと考え、読み書きや作法を教えましたが、姉のほうは小間使いに育てるつもりで厳しく家事を仕込みました。こうしてマースロワは貴族の知性や上品さを身につけた使用人、という中途半端な立場のまま、美しい少女に育ちました。

クリスチャン新聞福音版2025年4月号

新連載 小さな命の帰る家 
第1回 いつもいっしょにいる

松原宏樹(小さな命の帰る家 代表)
 私には忘れられない大きな出会いがあります。十五年ほど前、テレビでは連日子どもの虐待が報じられていました。シングルマザーの母親が、一歳と三歳の子どもを家に残して、彼氏のもとへ一か月ほど行きました。帰ってくると、当然二人の子どもは死んでいます。二人の幼い子が絶命するときに最後に口に入れたであろう胃の内容物が紹介されていました。「マヨネーズとダンボール」。飢えをしのごうとしたのです。衝撃的でした。

連載 中動態? 心に寄りそう聖書のメッセージ 
13 結果的にそうなっていく

中村穣(飯能の山キリスト教会牧師)
 今回の箇所は、クリスチャンを迫害していたパウロという人がキリストの赦しを経験して回心し、神の愛を伝えに行った教会へ宛てた手紙の一節です。「互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神も、キリストにおいてあなたがたを赦してくださったのです。」(新約聖書・エペソ人への手紙4章32節)

クリスチャン新聞福音版2025年4月号

ひとそのあしあと

語らずにはいられない喜び 僕を愛してくれてありがとう

福音落語家 桂 三段さん
「落語でみんなに笑ってほしい。何より福音を知ってほしい」。桂三段さんは、誰もが楽しめる聖書・クリスチャンを題材にした福音落語を創作、北海道を中心に全国で活躍している落語家。「あえて弱く不器用な僕を神様は選び、この仕事を与えてくださった」|あふれる喜びを胸に、今日も語り続けている。

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