クリスチャン新聞福音版2025年5月号

聖書のことばに聴く

「…このように労苦して、弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が『受けるよりも与えるほうが幸いである』と言われたみことばを、覚えているべきだということを、…あなたがたに示してきたのです。」新約聖書・使徒の働き20章35節

「戦争を始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しい」と言われます。停戦をめざしつつ少しでも自国有利にと戦闘がさらに激化する、平和を願いながらも国を守るためにと軍備の増強を競う|そんな力の争い合いのジレンマから、世界は抜け出せずにいます。

クリスチャン新聞福音版2025年5月号

新連載 聖書エッセイ 私もこれで悩んでます
《2》なぜではなく、何のため

更正教会牧師 山口紀子
 数年前に藤井圭子先生の講演を聞きました。先生は小児科医になってから出家得度し尼僧校舎監となりますが、やがて還俗。小児科医に戻りご結婚されて二児を授かり、その後クリスチャンとなりました。ここまででも十分波乱万丈ですが、その後も息子さんの急逝、認知症の母親の介護と死、ご自身もガンを患われるなど、様々な試練を体験しておられます。

連載 物語とキリスト教 深掘り・世界の名作文学
Vol.14 「赤毛のアン」

小松原宏子(児童文学作家・翻訳家)
 マシュウとマリラのクスバート兄妹は、ふたりとも独身で、グリーン・ゲイブルス(緑の切妻屋根の家)に住んでいます。年をとってきたふたりは、畑仕事を手伝ってくれるような男の子をもらうことにしました。よいよその子が来るという日、迎えに行ったマシュウが駅で見たのは、ぽつんとひとりで待っている女の子でした。「男の子をもらうはずだった」と言えなかったマシュウはそのおしゃべりな少女、アン・シャーリーをグリーン・ゲイブルスに連れて帰ります。

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新連載 小さな命の帰る家 
第2回 「父」となる決心

松原宏樹(小さな命の帰る家 代表)
 六年前、突然の連絡でした。「お腹の赤ちゃんに障がいが見つかりました。産まれても育てることはできません」。ダウン症の兆候と心臓に大きな穴があることが分かったということです。お母さんは「もし産まれれば、この子を殺し、上の子を殺して、自分も死にます」と訴えます。私は「お腹の子どもをもらってくれる家庭は存在します。だから安心して出産してください」と、答えました。

連載 中動態? 心に寄りそう聖書のメッセージ 
14 互いに忍耐し合う幸せ

中村穣(飯能の山キリスト教会牧師)
「互いに忍耐し合い、だれかがほかの人に不満を抱いたとしても、互いに赦し合いなさい。」(新約聖書・コロサイ人への手紙3章13節、太字著者)脳科学者の中野信子さんが、「傷つかない、ストレスフリーな状態だと、逆に、脳は幸せを感じられない」ということを動画で話していました。人間はある程度のストレスを感じ、互いに忍耐し合うことがないと幸せを感じられないというのです。

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ひとそのあしあと

ラーメンと笑顔で、伝えたいことがある

「らーめん楓」「鴨中華そば楓」オーナー 井ノ川 晴樹 さん
温められた器に、カッパーゴールドに輝くスープが満ちる。麺がまっすぐしなやかに泳ぐ。そしてその上に、弾力のある鴨肉がピンクの断面を見せている。それを取り囲むは、焼きねぎ、春菊、粒胡椒に粒山椒・・・ラーメン店「鴨中華そば楓」が提供する、「特撰紀州鴨中華そば」である。

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