クリスチャン新聞「福音版」は、キリスト教入門への月刊新聞(タブロイド判)です。
 分かりやすい聖書からのメッセージの第1面と、クリスチャンの人間ドキュメントを掲載している第4面(最終面)はカラー刷りです。
 キリスト教信仰と現代的な問題との接点、家庭や親と子のコミュニケーション、日常の身近な経験や世の中の話題などから聖書の教えに思いを馳せるエッセイや連載を毎月掲載しています。
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聖書のことばに聴く

信仰は、望んでいることを保証し、 目に見えないものを確信させるものです。
新約聖書・ヘブル人への手紙11章1節

聖書のことばに聴く

祝福を信じて新しい地へ

 巣立ちの春。卒業や就職、転勤、転職で住み慣れた家や気心の知れた仲間から離れ、初めての地や分野に足を踏み入れる人もいるでしょうか。期待や希望とともに一抹の不安を感じるかもしれません。 それが自分の計画、自分の望みであればまだしも、今の生活に満足しているのに別の道へ進まざるを得ないとしたら気後れします。行く先に何が待ちかまえているか分からなければ、不安が募るのも無理はありません。それでも前に進むためには、何を信じればよいのでしょうか。


連載 第 167回

晴考雨読 〜時代を透かしてみれば〜 「声に出して読む」

永井信義 (宮城・東北中央教会 牧師)

   家族の者が地域の幼稚園や小学校で、読み聞かせのボランティア活動に長年参加していますが、この読み聞かせと子どもの成長に関する「科学的事実」を紹介している本が登場しました。「脳トレ」シリーズでも知られる、川島隆太教授(東北大学)監修の『「本の読み方」で学力は決まる』(青春出版社)で、読み聞かせに関してまず示されている「科学的事実」は、「各家庭の社会経済的背景の影響を考慮した場合であっても、小学生の学力に一番影響するのは家庭での『読書活動』である」ことです。


連載

オカリナ牧師のゆるり散歩 8

神の声? それとも空耳?

日本ナザレン教団鹿児島キリスト教会牧師/オカリナ奏者 久保木 聡

リナを吹きなさい」鮮烈な声が心に強く響いてきました。岸義紘というサックス奏者でもある牧師が、わたしが牧師をしている教会でコンサートをしている最中のこと。 神さまから


連載 第95回 最終回

あなたのことが好きだからー人間の不思議を見つめる心理学エッセイ

碓井 真史(新潟青陵大学大学院教授・ スクールカウンセラー)

 八年前、この連載の第一回目の原稿を書いているとき、東日本大震災が発生しました。私の文章が被災地にも届けられることを思うと、書き終わっていた原稿をいったん破り捨てました。毎日報道される被害の現実はあまりにも圧倒的で、生半可な愛や希望の話など吹き飛んでしまうように思えたからです。「不幸はいつも突然劇的に襲ってきます…」そんな書き出しから、第一回目の連載は始まりました。


ハワイからの手紙 やさしい風に吹かれて-83/最終回

「God bless you! ?祝福と感謝?」

飯島 寛子(エッセイスト・ラジオDJ)

  私は毎年年初にテーマを掲げて歩み始めます。二〇一二年「成長」、一三年「丁寧」、一四年「挑戦」、一五年「情熱」、一六年「優美」、一七年「根気」、一八年「深化」でした。ちなみに今年は「順応」です。このような言葉を辿りながら、七年間を思い起こしてみると、子どもたちの成長を支えつつも、私はそれを追いかけるようにしてさまざまな変化の日々を歩んだということでした。

ひとそのあしあと

夢が発端のドイツ児童文学賞作品

今月のひと…童話作家 岩佐めぐみ さん

「不思議な夢を見た…。縦書きで「ペンギンのまねをするキリン」と書いてあった。」

 『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』(偕成社、千80円税込)。たいくつなキリンが一度も会ったことのないペンギンと文通を始め、ペンギンとはどんな姿をしているのか想像をたくましくし、やがてペンギンの格好をして会いに行くという話だ。この作品は世界各国の言語に翻訳されており、昨年十月、ドイツで最も権威のある「ドイツ児童文学賞」の児童書部門で金賞を受賞した。この作品を書いたのは岩佐めぐみさんだ。岩佐さんは、二十七歳の時に見た夢がすべての発端だったと語る。