《連載》第四回ローザンヌ世界宣教会議より ② 和解と協働の実践、実例を示す

高見澤栄子さんは、今回の会議に向けた、世界の宣教課題を聞き取るグローバル・リスニング・チーム共同代表と、神学作業部会メンバーを兼務して準備してきた。韓国トーチ・トリニティ神学校で21年間宣教学を教えてきた経験がある。「4日目の韓国の教会史を伝えるミュージカルドラマでは日本の統治についても語られて、会衆はその詳細を知らされた。その後で、長澤崇史氏による賛美リード、倉沢正則氏による聖餐式があり、私も祝祷の機会をいただいた。韓国の教会と共に、クリスチャンの間では和解が可能だというメッセージを、紛争に苦しむ世界に発信することができたのではないかと思う」と話す。