三位一体に導かれる平和で公正な宣教 第四回 ローザンヌ世界宣教会議より⑤

会議3日目は「宣教の共同体」がテーマ。午前「使徒の働き」の聖書講解では、15章の初代教会のエルサレム会議の個所から、エジプト・カイロ福音神学校教授のアン・ザキさんが語った。初代教会では割礼の問題で議論が紛糾していた。ザキさんはペテロに注目。「会議の沈黙を破り、一歩踏み出す勇気があった。共同体の間違った行動や教えについて沈黙したらどうなるか。ペテロが沈黙を破り、人々が神の働きに気づいた」と指摘した。

ヤコブによるまとめと宣言については、「これは一人だけの宣言ではない。反対意見を持つ人々を含む教会全体の宣言だ。お互いに話し、聞き合う技術を回復したい」と述べた。さらに「聖霊が教会の船頭になる。三位一体は、宣教共同体としての私たちの一致を励ます。私たちは、この時代における三位一体の平和で公正な宣教の証人だ」と勧めた、、、、、