レビュー Movie:「ワレサ 連帯の男」(4月5日公開)--私心棄て自由への希望に与した男
レフ・ワレサ(ポーランド読みでは“レフ・ヴァウェンサ”)。ポーランドがソビエト共産主義政権傘下にあった1980年代に、独立自主管理労働組合「連帯」の初代委員長と […]
レビュー Book:『天を想う生涯 キリシタン大名 黒田官兵衛と高山右近』守部喜雅著(フォレストブックス、四六判、1,200円+税) 評・奈良献児
両者なりのキリシタンの姿勢 キリシタン大名であった高山右近と黒田官兵衛はほぼ同時代に生きた者同士であった。しかし、1587年に豊臣秀吉から出された「伴天連追放令 […]
レビュー Book:『改憲問題とキリスト教』稲垣久和著(教文館、B6判、1,300円+税) 評・朝岡 勝
この国で担うべき責任示す 昨今の国の状況を憂うキリスト者であれば誰しもが目を惹くであろうタイトルの本書は、教会が今この時代、この国で担うべき主体的で積極的な責任 […]
レビュー Book:『くびわをはずしたパピ パピの東日本大震災』佐藤 彰、ちえ著、佐藤涼子絵(自由国民社、四六判、1,400円+税)
犬のパピは、海の近い、のどかな町の教会で、のんびりと過ごしていた。そんな日常が変わったのは2011年3月11日午後2時46分。津波が迫り、翌日、町にあった「ゲン […]
レビュー Book:『麦の唄が聞こえる 第三集』及川尚子著(イーグレープ、A5変形、1,500円+税)
「麦は踏まれて踏まれてやがてしっかり根をはり豊かな実をつける夢を持っているから 唄い続けているんだよ…」 素朴な絵、言葉、エッセイで綴られた著者の『麦の唄が聞こ […]
レビュー Book:『C・S・ルイスの贈り物』竹野一男編(かんよう出版、四六判、1,500円+税)
ナルニアシリーズ、悪魔の手紙、キリスト教の精髄…多様な方法でキリスト教を伝えた、文学者・文芸批評家ルイス。本書では日本の詩人、文学研究者、言語学者、編集者が、キ […]
レビュー Book:『わたしはなぜファンタジーに向かうのか』斎藤惇夫著(教文館、四六判、1,100円+税)
ネズミのガンバを主人公とする児童文学の連作で知られ、キリスト者でもある著者は、福島第一原発事故をきっかけに、子どもたちに物語を書く意味を問い直した。戦前や安保闘 […]
レビュー Book:『それでも夢をもって』レーナ・マリア著(フォレストブックス、四六判、1,000円+税)
生まれつきの障害を積極的に受け止め、その歌声で日本のファンを魅了する著者のエッセー集。大好きだと言う日本、ミュージシャンという表現者として、愛について、等々、一 […]
レビュー Book:『ハリエットの道』キャロル・ボストン・ウェザフォード著、カディール・ネルソン絵(日本キリスト教団出版局、A4変形、1,800円+税)
19世紀のアメリカにおいて、神の助けを信じつつ、自らの手で自由をつかみ取り、多くの黒人奴隷を救い出した「女モーセ」ハリエット・タブマンの物語を絵本にしたもの。苦 […]
東日本大震災から3年:悲しみ、苦しみを宝に--天からの希望、慰めある
未曾有の被害を出した東日本大震災から3年が経過した。今もなお各地に数多く避難または移住を余儀なくされる人がおり、喪失の悲しみ、復興への不安はぬぐえない。キリスト […]