クリスチャン新聞福音版2024年7月号

聖書のことばに聴く

 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人です。……わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためです。」新約聖書・マタイの福音書 9章12、13節

 学校でも職場でも、いじめが後を絶ちません。苦しみに耐え切れずに自らいのちを絶つような悲惨な事件が繰り返されます。芸能界、メディア、政官界などでのハラスメントも報道されていますが、誰も助けてくれないと苦しんでいる人はその何層倍もいることでしょう。

クリスチャン新聞福音版2024年7月号

連載 聖書は知恵の宝庫
第16回 四苦八苦の人生の中で

立川福音自由教会牧師 高橋秀典
 一九六八年に一年間の期間限定で活動したザ・フォーク・クルセダーズによる「何のために」という名曲があります。「♪風にふるえるオリーブの花 白い壁の教会で ゆれてかたむく十字架のもと 一人の男がたおれてた 何のために 何を夢みて 歯を食いしばり 働いて死ぬのか……何のために 何を求めて傷つきつかれ 年老いて死ぬのか……♪」URLuta-net.com/song/144725/

連載 物語とキリスト教 深掘り・世界の名作文学
Vol.4 「老人と海」

小松原宏子(児童文学作家・翻訳家)
 キューバの老漁師サンチャゴは、一匹も魚が釣れない日が八十四日も続いていました。仲間の漁師たちは、「かれはサラオになった」とささやきました。「サラオ」とは、地元の言葉で「運に見放された者」という意味です。一度サラオになってしまったら、魚は二度と獲(と)れないと思われていました。

クリスチャン新聞福音版2024年7月号

連載 北欧のテーブル 
その16 健康な実を結ぶベリー・スープ

ヨシムラ・パイヴィ(日本福音ルーテル スオミ・キリスト教会宣教師)
 ウィルヘルミーナ・クッキーはフィンランドで人気があるクッキーの一つです。サクサクした感じで、材料も特別なものはなく、作り方も簡単なので家庭でもよく作られます。ベリー・スープは伝統的なデザートです。両方ともお祝いのパーティーでもよく出されます。

連載 中動態? 心に寄りそう聖書のメッセージ 
4.自分さえよければ…

中村穣(飯能の山キリスト教会牧師)
 聖書に、イエスが話された「良きサマリア人」という有名なたとえ話があります。ある人が強盗に襲われて道端で死にかけている時、脇を通った宗教学者や先生と呼ばれる人たちは無視して通り過ぎました。でも、当時みんなに嫌われていたサマリア人はその人に寄り添い、助けたという話です。この話で面白いのは、聖書を学んでいる人を批判しているところです。

クリスチャン新聞福音版2024年7月号

ひとそのあしあと

愛された地―地球全体を一つの家としてとらえ、それを整えていく

環境NGO「ア・ロシャ」国際代表理事 スワン・パークさん
「世界は愛されている・・・」。猛暑の季節に思い至るのは環境の危機。紛争がそれに追い打ちをかける。ともすれば恐怖や対立のジレンマにおちいることもある環境問題の中で、国際的な環境NGO「ア・ロシャ」が強調するのは「希望」だ。世界大の取り組みだけではなく、一人ひとりの内面も問い、地域で出来ることを勧めている。「ア・ロシャ」国際代表理事のスワン・パークさんが、四月に来日した。日本ともかかわりが深いパークさんの思いを聞いた。

クリスチャン新聞福音版2024年7月号

試し読み

新しくなった「クリスチャン新聞福音版」を試し読み!
すべてのページを試し読みできます。
試し読みはこちら

お申込み

単月(単発)でのご購入のほか、定期購読も承ります。
1部 定価33円(本体30円 送料別)
お申込みはこちら