2025年12月23日

ウェスレアン・ホーリネス神学院学院長 山崎 忍 昨今、引退する牧師の数に対して、フルタイム伝道献身へと導かれる数が圧倒的に少ないため、無牧化や牧師の複数教会牧会が余儀なくされています。 私たちの教団でも神学院への入学者が多く与えられるように切なる祈りがささげられていますが、このままでは無牧教会、兼牧の時代がすぐ来る状況にあります。そんな中、昨年10月、初めての試みとして、「オータム・フェスタ」を10月17日午後５時から18日午後1時にかけて一泊で開催しました。 他の神学校のオープンキャンパスに刺激を受けての実施でしたが、神学院への入学に関心がある方も、とにかく神学院がどんなところかを体験したい方も、どなたでも参加してほしいという思いからこのようなネーミングになりました・・・ （次ページで「オータム・フェスタ」の模様、現代の「献身者」などについて、約1000字） 当日は、３教会から５人の信徒の方々が参加され、教師・神学生と生活寝食を共にしながら２日にわたって神学院を体験していただきました。 神学院紹介、学院ツアー、お互いを知るための賛美と証しのひと時、２日目は早天祈祷会から始まり、組織神学入門講座によって実際の授業も体験していただきました。寮にはお風呂もありますが、教師と銭湯に行ってさらに交わりを深めた方もおられました。 最後の昼食の時間、参加された方々からの感想が分かち合われました。ほとんどの方が、どのような形であれ、近い将来、神学院で学び、主の働きのために用いられたいと願っておられることを知り感謝でした。 オープンキャンパスの模擬授業後に ウェスレアン・ホーリネス神学院は30年を超える年月の中、卒業生74人、修了生12人を宣教の前線へと遣わしてまいりました。その使命はこれからも変わりませんが、今後、信徒献身者、信徒伝道者、牧師と共に牧会を担える信徒の方の育成にも力を入れていきます。 新年度は、オンラインで受講できる信徒コースも開設します。一人一人が教会に仕える者としてさらに養われ、未信者の家族、友人に御言葉を伝え、イエス・キリストを証しできるようになることの手助けができればと願っています。 仕事も何もかもやめて、フルタイム伝道献身へと導かれる方が起こされることを祈りつつも、同時に、今よりももっと主にお仕えしたいと祈っている方、「主が言われるところならばどこまでも」とは言えなくても、今属している教会で御言葉を分かち合い、牧会の働きを担える育成する神学院でありたいと願っています。 主イエスは、「あなたがたが私を選んだのではない。私があなたがたを選んだ。あなたがたが行って実を結び、その実が残るように……」（ヨハネ15・16、聖書協会共同訳）と弟子たちに言われました。イエス様の弟子たちは、私たちと同じ、普通の人々でした。献身して神学校で学ぶ人は、特別な人だと思う人が多いかもしれませんが、ただ神に愛され、神に選ばれた一人ひとりです。イエス様は一人ひとりに使命を与え、用いたいと願っておられます。「何もかもができなくても何かはできる」という使命が主から私たちに託されています。 そのような一人ひとりのために学びと訓練の場を提供する神学院としてさらなる歩みを進めるために、今後もオータムフェスタのような企画を続けてまいりたいと思っております。 こちらの記事もオススメです https://xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com/article-mbgpgqfraspufy1c/ https://xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com/article-8ct2ht4hdbvnnqsp/ https://xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com/article-y3hkrnweqqdzjgb7/

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2025年12月23日

寺や神社に囲まれたキリスト教会のお正月　保浦宏規（日本同盟基督教団大須教会牧師）教会で過ごす年越・お正月　３人に聞く②

【神学校特集】「私があなたがたを選んだ」　ウェスレアン・ホーリネス神学院

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