(C)2016 I Saw The Light Movie, LLC and RatPac ISTL LLC. All Rights Reserved.
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カントリー・アンド・ウェスタンの音楽シーンを変えただけでなく、エルヴィス・プレスリーやビートルズなど多くのロック・アーティストにも多大な影響を与え“ロック・オブ・ルーツ”と評された伝説のシンガー・ソングライター、ハンク・ウィリアムス(1923年9月17日~53年1月1日)。「私は罪に満ちた人生をさまよっていたが、真夜中の訪問者のように主が現れた! 主を称えよ! 私は光りを見た」と歌う彼の代表曲の一つ“I SAW THE LIGHT”が本作のタイトル。不安と苦 悩に苛まれ、闇から希望への光を求め て歌い続けた彼の半生を描いている。

【あらすじ】
1944年、ある雨の夜にハンク・ウィリアムス(トム・ヒドルストン)は、歌手志望のオードリー・マエ・シェパード(エリザベス・オルセン)とシェリフの司式で結婚の宣誓した。その当時、ハンクはザ・ドリフティング・カウボーイズとともに毎日ラジオ放送番組に出演し、ミュージックホールでのライブ演奏の人気も上々。だか、結婚したことでマネージメントを担ってきた母リリーと妻オードリーとの間には確執が生じる。それでも、母リリーと妻オードリーは、ハンクが抱いているナッシュビルのグランド・オール・オプリでスターになりたいという夢に向かってともにハンクを支え応援する。

ナッシュビルでハンクと出会った作曲家のフレッド・ローズ(ブラッドリー・ウィットフォード)は、ハンクの歌と作曲の才能を見抜きすぐに契約を結びレコーディング・マネージャーを務めた。念願のオプリでスターになり、メジャーレーベルMGMとも契約できたハンク。一方で、パーティ好きで浪費癖のあるオードリーと母の関係はうまくいかず、深酒で女性関係も派手なハンクはオードリーから離婚を申し立てられる。

一度は寄りを戻したハンクとオードリーは、シュリープポートに移りリリーとは別居して再出発の生活を始め、子どもも授かり人生の光を見出しつつあったハンク。だが、出生時からの脊椎欠損で重い腰痛に苦しむハンクは、痛みを逃れるためにも深酒に浸り、女性関係も乱れていく。社交的で浪費癖もあるオードリーは、パーティを開くとハンクの深酒も女性関係にも目をつむる。だが、レコードはヒットし人気も上がっていくが、深酒が進みステージに穴をあけるようになり悪評も人々の口に上ってくる。そして、オードリーは妊娠していたことをハンクに知らせないまま堕胎する。激怒するハンクに向かってオードリーは離婚を申し立て、法廷での争うが激化していく…。

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【みどころ・エピソード】
主演のトム・ヒドルストンが、ハンク・ウィリアムスらしさを好演している。スポットライトに照らされてハンクが、アカペラで“Cold Cold Heart”を歌うオープニングロールで、ハンク・ウィリアムスの歌の世界へと引き込まれてしまうトム・ヒドルストンの歌唱力が素晴らしい。

予告映像には、ハンクが記者の質問に対して「誰もが闇を抱えて生きている。やりきれない怒り、悲しみ、後悔、僕がすべて歌にするよ。そうすれば皆が辛いことを忘れるだろ。辛さは全部引き受ける」と答えるシーンがある。およそ6年間の歌手活動でビルボードのヒットチャート1位獲得を11曲、トップ10入りを35曲も生み出し、29歳のときコンサート会場へ向かう途中で急逝したハンク・ウィリアムス。タイトル曲は、会場に急逝の一報が入ったあと、出演アーティストたちが聴衆と共に歌った曲というエピソードは広く知られている。苦悩と哀しみにもがいた彼の人生は、“I SAW THE LIGHT”を求め、歌い続けていた。 【遠山清一】

監督:マーク・エイブラハム 2015年/アメリカ/123分/原題:I Saw the Light 配給:カルチャヴィル、ローソンHMVエンタテイメント 2016年10月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
公式サイト http://isawthelight-movie.com
Facebook https://www.facebook.com/ISTL.jp/

*AWARD*
シネ・ロック・フェスティバル2016オープニング作品