正確かつ迅速な情報発信を期待 日本イエス 油山シャローム・チャペル牧師 横田法路

災害発生時に求められるのは、正確かつ迅速な情報発信である。しかしながら、インターネットの発達した今日、時々刻々多様な情報が発信され、その中には不正確な情報が入り込むことがある。昨年の熊本地震の発生と九州キリスト災害支援センターが立ち上げられた直後、不正確な情報や未確定の情報が、一部流れてしまったことがある。幸い大きな混乱を招くことはなかったが、情報コントロールの難しさを、身をもって体験した。
また、支援活動をしている当事者たちは、自分たちの活動に直接的に関わる情報を収集し、決断し、発信することに精いっぱいで、被災地域のその他の情報(地域教会・クリスチャン情報を含む)収集、発信までは、努力はしても、現実にはなかなか期待されるようにはできなかった。また自分たちの支援活動が、第三者的な視点からどうなのかという評価も受けにくい。その結果、支援活動の当事者であるわれわれは、「井の中の蛙」になりがちである。
ここにクリスチャン新聞を含めたメディアの役割と期待がある。ぜひ情報収集、情報発信のプロとして、たとえば災害直後の約1か月間、現地に駐在員を派遣し、上記のような課題を一緒に(時には、建設的批判も含めて)、取り組んでくださることを希望する。

クリスチャン新聞とは? 創刊50周年記事まとめ 
3つの指針、①聖書信仰の確立、②宣教のビジョン、③実際生活の指針を掲げ1967年に創刊した本紙「クリスチャン新聞」について、2017年、1年にわたり創刊50周年…
xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com