
クリスチャン新聞福音版で連載中の、小さな命の帰る家代表・松原宏樹氏の講演会が7月12日、京都市内で行われた。会場に集まった30人余りとオンライン参加の十数人が熱心に耳を傾けた。
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主催は社会福祉法人「ミッションからしだね」が運営する京都市山科区のキリスト教専門書店、CLCからしだね書店。当初は書店内での開催を予定していたが、予想を上回る参加申し込みに急きょ、近くの会場を確保した。
教会の牧師として働きを続けていた松原氏は母子支援、重い障害のある子の養子縁組斡旋(あっせん)に取り組んできた。特に障がいの重い二人は、松原氏自身が特別養子縁組をし、牧師職を辞してサポートに専念している。
ずっと続くサポートはかなりの重労働。さらに仕事を辞めたことで社会から切り離されたという精神的重圧もあったと話す。それでも松原氏は「確かに大変ですが、大変と不幸は関係ない」と言い切った。大変さの中で、もっとも小さいものに寄り添われる神様の愛が実感として分かってきたとも言う。
講演会の後半には意見交換の時間も設けられ、「養育までのハードルは高いが、医療ケア児をお見舞いに行くようなボランティアができたらと思う」「里親と特別養子縁組で実際的にどのような差があるのか」といった感想・質問に、松原氏が応答し、理解を深めた。さらに医療関係の参加者が自らの体験を語り、松原氏のあっせんで実際にダウン症の子の養親となったという母親も、その子を抱きながらマイクを握った。
小さな命の帰る家の働きについては、URL: https://chiisanainochi.pstock.me/で。
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