会場の教会堂を埋め尽くす人々、次々と繰り出されるダンス賛美に、会衆は歓声で応答した。日本にある在日ネパール人教会の連合「クリスチャン・エカタ・サマーズ・ジャパン」による合同のクリスマス会が、12月27日、東京・大田区のシオン・キリスト・蒲田教会を会場に開かれた。東京を中心に、静岡、名古屋、神戸、福岡などからネパール人クリスチャンらが集い、ネパールのダンス、音楽、劇、メッセージ、証し、詩の朗読などを交え、クリスマスを祝った。

ネパール人教会と日本をつなぐ神保秀紀さんは、ネパールでは独自の賛美やダンスが生まれていると話す。
蒲田教会主任牧師の荻野泰弘さんは、日本福音同盟宣教委員会異文化宣教ネットワークの永井敏夫さんの勧めで、蒲田駅近くで活動していたウツァハ・ネパール人教会との交流を始めた。今年は信徒リーダー数人とともに、ウツァハ・ネパール人教会の記念礼拝に参加し交流が続き、今回の集会での会場提供につながった。「ネパールの方々はいつもよく歓迎してくれる」と感謝。「日本とネパールの教会両方を知る神保さんのような人がいることも大きい。私たちの教会は主に日本人の集会だが、これからも良い交わりを持ちたい」と語った。


近年日本におけるネパール人人口は急増している。2025年6月末の統計(法務省出入国在留管理庁)では、外国人人口でブラジル人を抜き、5位に浮上。一年で4万人増(17%増)で27万人となった。6位のインドネシア人は23万人(15%増)、7位のブラジル人は21万人(0.3%減)、8位のミャンマー人は16万人(19%増)となり、外国人人口構成に若干の変化が起きている模様だ。
「クリスチャン・エカタ・サマーズ・ジャパン」会長のラジュ・ラマ牧師は「連合にかかわる教会だけでも10~20教会、1500人ほどがいる。それ以外の教会もある。都市部だけでなく、地方でも働き手としてネパール人が来日している。若い人が多く、最近は子どもたちも多く生まれている。子どもたちは日本の学校に行っている子も多い。日本の教会との協力が必要となっている」と話す。
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