通学路なのだろう、教会の前を小学生が次々と行く。川崎駅から続く大通りをそれてすぐ、生活に深く根ざすその場所にCOG・川崎キリスト教会はある。主任牧師の古波津真琴さんは「赴任して20年、この町は本当に変わった」と語る。川崎大師や工場地帯を有する川崎市は、地域開発を境に、全国屈指の転入者数を誇る、新旧混ざり合う町となった。


地域が目まぐるしく変わった20年は、同教会が次世代に向けて大きく手を伸ばした年月でもある。元々は真琴さんの父、保秀さん(現・牧師)が主任牧師を務めていた同教会。真琴さんは、自身が赴任する数年前に見た日曜学校の光景を今でも覚えている。中学生と、小学生が一人ずつ。「人数が来ないからやめよう」という選択肢はそこになかった。「私の赴任のタイミングで、教会は次世代伝道のために新しい体制を整えました」
次世代伝道は少しずつ加速し、現在では、礼拝、祈祷会が年代別で細かく分かれている。「ユース礼拝は、中学生以上しか参加することができない、という特権枠をあえて作るんです。ただ、6年生の冬頃から、希望者はユースに迎えます。小学生に対する話しかけを自分に向けられている話だと思えるか否かが、その年代にとっては大きいからです」

子ども向けイベントも、大・中・小規模と実施する。大規模は、とにかく楽しく。教会がこの場所にあること、そして自分も行ける場所なのだ、と知ってもらうことが目的だ。昨年のクリスマス会の参加者は270人。その人数ともなると、「また来てね」以上の声掛けは難しくなる。しかし、その先にあるのが中規模イベントだ。新たに訪れる子は30人程。交わりにじっくり時間を取り、いつも来てくれている子と新しい子を巻き込んで、関係性を築いていく。続く小規模では、礼拝に来てくれる子たちの中から対象をさらに絞る。
「イエス様を信じてると言わなきゃこの場所に居られない、って思っている子が、意外と多い。信じてないって言っていいんだよと伝えないと、本当に信じているかどうかは問えない」。そのため、「リトリート」と呼ばれる、ゲームタイムなし、賛美とディスカッションとメッセージの1日を4年生以上の有志で過ごす。「はっきり言うんです。『イエス様を信じてなかったら、多分この時間はつまらない。でもイエス様のお話が分かるって人にとってはきっと楽しい時になりますよ』って」・・・
(次ページ[下部ボタンから]で、真琴さんの幼少期に体験した赦し、全世代へのビジョン、など約1100字)
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