
イエス・キリストの生涯を描く映画「キング・オブ・キングス」は昨年、全米で大ヒット。この春、日本でも全国劇場で字幕版・吹替版が上映される。この映画の監督で、VFX(視覚効果技術)映像作家のチャン・ソンホさん。小学生で初めて教会に行ってから、何度も教会から離れ、そのたびに戻る道筋があった。映画製作でも、何度も困難にぶち当たり、そのたびに解決策が与えられた。その経験が、映画製作の動機にもなっている。
こちらの記事もオススメです→イエス役井上芳雄さん、母親役久米小百合さん 映画「キング・オブ・キングス」
何度も聖書にとらえられ
チャンさんが初めて教会に行ったのは9歳の時。友だちに誘われたのがきっかけだった。子どもに配られるお菓子を目当てに通い始めたが、やがて聖書の物語に惹(ひ)かれるように。「当時聞いた聖書のメッセージ、イエスについてはもちろん、ヤコブ、サムソンなど様々な登場人物のストーリーは、すごく記憶に残っています。小さい頃から読書やお話を聞くことが好きだったこともあると思います」。教会学校には通っていたが信仰の決断には至らず、その後は長い間、教会に行かない時期が続いた。
兵役が終わって大学生になっていた24歳のとき、次のきっかけが訪れる。「姉が『一緒に聖書の勉強をしてみないか』と勧めてくれたんです。その時の私は知的好奇心が強く、勉強するということが面白かったので、また教会に行くようになりました。そして、イエス・キリストを受け入れるに至りました」
ところが、その教会にあった信徒間の問題などがつまずきになり、再び教会から離れてしまう。そこに、三度目のきっかけが。「映画業界に入った後、携わったある作品の監督が、クリスチャンだったんです。聖書研究や礼拝をする業界人の集まりに誘われて、継続的に参加しているうち、私に信仰のリバイバルが起きました」

困難を通して使命が明確に
韓・米の2か国にまたがり、製作に10年を要した映画「キング・オブ・キングス」。言葉に尽くせないほどの大変さを経験したという。「特に製作費は、韓国国内では調達困難でした。この映画の監督をしながら、以前のようにVFXの仕事も並行して受けていました」。そこに、世界的なパンデミックも起こり、製作費の投資の約束が無しになったことも・・・
(次ページ[下部ボタンから]で、挫折と突破、映画への思い、など)
【特典付キャンペーン中 記事すべてを閲覧可能、充実した定期購読がお得です】
新規で紙版、電子版、併読版いずれかの年間購読をお申込みの方にもれなく
話題の書
『平和へのはじめの一歩』(朝岡勝著/いのちのことば社刊)を進呈! 詳しくはこちら
