8月16日午後、日本基督教団膳所教会で「敗戦記念日を覚え、平和を求める集い 2026」(京都教区「教会と社会」滋賀地区社会委員会主催)が開催されました。講師は、滋賀朝鮮初中級学校前校長の鄭想根(チョン・サングン)さん。教会関係者と市民団体から合わせて50人の参加者は、講師の話に熱心に聴き入っていました。

鄭さんのお父さんは16歳の時に強制徴用で日本に渡ってこられた方です。ご自身は高校から朝鮮学校の教育を受けられました。それまでは、本名で日本人学校に通っておられました。「多様性は社会益」「共生への認識を仲間との学びを通じて深めることができる」という体験をもとに、朝鮮学校の教師となり、4年前に滋賀朝鮮初中級学校の校長を退任されました。

鄭さんの教育実践は波乱万丈。出会いと豊かなつながりにあふれています。「共生の基礎は、相手を理解しようとすることから始まる」「”日本人ファースト”という言葉は差別」「権力は一貫して社会に、人々の”間”に分断をもたらす」「あらゆる違いを超えて地域から共に生きることを考えていきたい」。鄭さんの言葉は歴史と体験に裏打ちされた信念と愛にあふれていました。(レポート・鳥井新平=日本基督教団近江平安教会牧師)
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