ウクライナによるロシアの攻撃にも新たな脅威が加わっているという。教会の信徒家族も前線で行方不明など不安を抱える。現地在住の船越真人・美貴宣教師が、9月2日に本紙に届けたレポートから、情勢下のウクライナでの宣教活動を報告する。
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今日は9月2日「オデーサの誕生日」でした。
しかし、オデーサではこのところ、ロシアによる激しい空襲が相次いでいます。これまで大量に使用されてきたゲラン(シャヘド型攻撃ドローン)に加えて、最近ではジェットエンジンを搭載した高速型の攻撃ドローンや、S8000「バンデロール」と呼ばれる新型兵器が、オデーサ方面への攻撃にも頻繁に使われるようになっています。
「バンデロール」自体は2025年からウクライナで使用が確認されていましたが、オデーサ方面では今年7月中旬ごろから目立って使用されるようになりました。ジェットエンジンによって従来のシャヘドより高速で飛行するため、これまでシャヘド迎撃に大きな成果を上げてきたウクライナの迎撃ドローンや移動式防空部隊にとっても、迎撃がはるかに難しい脅威となっています。
さらに、弾道ミサイルを含むミサイル攻撃も続いています。ウクライナでは特に弾道ミサイルを迎撃するためのパトリオット用迎撃ミサイルが不足しており、大量のドローン、高速型ドローン、巡航ミサイル、弾道ミサイルを組み合わせた攻撃が、防空網に大きな負担をかけています。
8月24日には、オデーサ市内にある大型ホームセンター「エピツェントル」の二つの店舗がロシア軍の攻撃を受けました。その後、オデーサからの撤退や店舗閉鎖の情報も広がっています。民間の大型商業施設が繰り返し攻撃の対象となっていること自体、現在の状況の深刻さを物語っています。
そして8月31日夜の大規模攻撃では、さらに深刻な変化がありました。複数の現地報道や監視情報によれば、オデーサ方面に本格的に誘導滑空爆弾が使用された可能性があります。誘導滑空爆弾は、大型爆弾に翼と誘導装置を取り付け、ロシア軍機が離れた場所から投下して目標まで滑空させる兵器です。数百キログラムもの爆薬を搭載するものもあり、一発でも広い範囲に甚大な被害をもたらす恐ろしい兵器です。この滑空爆弾がオデーサへの攻撃にも本格的に投入され始めたのであれば、これは非常に憂慮すべき攻撃のフェーズの変化となります。
これから冬に向かう中で、ロシアがウクライナの電力・エネルギー施設や港湾などへの攻撃をさらに強めることも懸念されています。実際、最近のオデーサ州への攻撃でも、港湾施設やエネルギー関連施設が繰り返し攻撃されています。
こうした状況の中で、オデーサで暮らす人々の不安は確実に大きくなっています。このまま攻撃が激化すれば、安全を求めて国外への避難を考える人々がさらに増えていく可能性もあります。
私たちの教会の日曜学校に来ている二人の姉妹(アリーナとソフィア)のお父さんが、前線で行方不明となっています。彼女たちも強い不安の中にありますが、お母さんはさらに強い精神的なダメージを受けています。そこに加えて最近のオデーサの空爆の激化が重なり、彼女は子どもたちを連れて国外へ避難することを考えています。
私たち自身も、これまで以上に緊張感を持ちながら生活しています。しかし、このような時だからこそ恐怖だけに支配されることなく、主の守りを求めながら、一日一日、与えられた場所で歩んでいきたいと思っています。
9月の礼拝では「祈りのちから」について学びます。どうか、私たちがこの状況の中で、私たちとともにおられる主の臨在と主の確かな導きと守りを祈りを通して体験することができるように、どうか覚えてお祈りください。
みなさまの尊いお祈りにいつも心から感謝しています。
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