学生時代にキリスト者学生会(KGK)を設立し、日本プロテスタント聖書信仰同盟(JPC)実行委員長を務めるなど、日本の聖書信仰運動を推進した尾山令仁(おやま・れいじ)氏が、5月16日、誤嚥により東京都内の病院で亡くなった。96歳だった。

1927年東京に生まれる。早稲田大学在学中に銀座教会で中田羽後の説教で救いを体験し、KGKを結成。49年 東京基督教神学校(後に東京神学塾)に入学、卒業後、高田馬場で路傍伝道をし、東京神学塾で教える。67年には提岩里教会(韓国)焼き討ち事件謝罪委員会を結成するなど、日韓親善宣教協力会の会長として韓国に謝罪と和解の宣教を推進し、アジア諸国への謝罪運動を進めた。71年、JPC実行委員長、78年から聖書キリスト教会会長牧師、83年には個人で聖書全巻を翻訳した『現代訳聖書』を刊行した。2007年に日本福音功労賞受賞。

葬儀は、5月25日18時より前夜式が、26日12時より告別式が、いずれも聖書キリスト教会(東京都練馬区豊玉北1-12-3)にて行われる。