「絶対に原発へのテロ攻撃が起こらないように」ウクライナ船越宣教師報告 2023年6月22日、23日

ウクライナの船越真人宣教師から現地の情報が6月22日、23日に編集部あて寄せられた。一部編集して掲載する。

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6月21日(水)
プロクジン・ヘルソン州軍行政府長官は今日、過去24時間にロシア軍はヘルソン州を72回砲撃し、ヘルソン市内の泥の除去を行っていたウクライナ国家非常事態庁職員など2名が死亡、8名が負傷したと報告しています。

災害支援が懸命に行われている中で1日72回も砲撃する行動原理と「ロシア系住民を保護するためにやむをえず侵攻を始めた」という建前とはどう整合性がつけられるのでしょうか。

本当に「お願いだから、これ以上ヘルソンの住民を痛めつけないでください」と叫ぶ思いです。

 

6月22日(木)
今日、ゼレンスキー大統領は「ロシアがザポリージャ原子力発電所で放射能の放出を伴うテロ攻撃を計画しているとの情報を入手した」と発言しました。

これが単なる情報戦の一環であることを心から願います。カホフカ・ダム爆破の前も、爆破の噂と懸念はありましたが「まさか実際には起こらないだろう」と多くの人が思っていました。しかし、考えられないことが起こってしまいました。

この戦争では国際法を度外視した軍事行動が起こり得ます。絶対にザポリージャ原発でのテロ攻撃が起こらないように、どうかお祈りください。

船越真人・美貴