箏と歌でトルコ被災地と日本つなぐ 森祐理、末富敦子
森さんと末富さん
トルコ大地震チャリティコンサート(大阪クリスチャンセンター主催)が、7月1日に大阪市の大阪クリスチャンセンターOCCホールで開催された。
当初は、福音歌手・森祐理さんの賛美コンサートの予定だったが、2月上旬に起こったトルコ大地震の厳しい状況を受け、支援の心を届けられたらとチャリティコンサートとして行うことになった。同時期にトルコ在住の箏奏者・末冨敦子さんが日本でコンサートツアーを行っておられ、出演を依頼すると、トルコ被災者のためならと快諾してくださった。
当日は、トルコ地震の被災地の映像からスタート。トルコブルー色の衣装に身を包んだ森さんが司会を務め、「心の手をつなごう」と呼びかける歌では、観客も手をつないで歌に合わせた。
続く末冨さんのお箏演奏では、「さくらさくら~荒城の月」「鳥の歌」などを披露。箏を弾きながらの聖書朗読もあり、皆が癒しの音色に聴き入った。
その後、トルコ地震の被災地を訪問した「ハンガーゼロ」のスタッフ・シンオクチョル氏による現地報告があり、住む場所を失った方々へテントの支援をした様子など、現地の状況を報告した。
席上献金の後、森さんが「最後だとわかっていたなら」など5曲の賛美を捧げ、「いつ何が起こるかわからない日々の中で、与えられた今の時を、主に信頼して生きてゆきましょう!」とメッセージを送った。最後は、末冨さんのお箏とジョイントで「いつくしみ深き」「故郷」を歌い、会場中に祈りの歌声が響き渡った。
ある参加者は、「報道ではなかなか伝わらないことも多いが、今日はトルコの状況が良く分かった。日本にいながら、トルコ地震のため支援が出来て本当に良かった。これからも祈り続けていきたい」と語った。
この日集められた席上献金22万円は、すべて末富さんに託された。末富さんは、7月18日からトルコの被災地に入る予定。お預かりした献金は、地震で被災した子供たちの支援などに用いられる。(レポート:モリユリ・ミュージック・ミニストリーズ)
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