床上浸水被害に遭った牧師館。濡れた断熱材をはがしたあと

7月14日から16日にかけての記録的な大雨で、秋田中央キリスト教会は、約200mのところにある大平川が氾濫したことにより、礼拝堂と牧師館、牧師館の隣の信徒宅が床上浸水に遭った。7月17日以降、教会員と近隣教会の助けを得て、応急作業を行い、現在に至っているという。

浸水直後の礼拝堂入口付近

特に牧師館は床上約80㎝も浸水し、自家用車、冷蔵庫、電子レンジ、FFファンヒーター、ガスレンジ、エアコンなど日常生活に必要な家財のほとんどが水につかった。応急処置として、泥の洗い流し、水を含んだ内壁石膏(せっこう)ボードとグラスウール(断熱材)を廃棄した。現在、炊事、入浴以外は2階で生活している状況だ。
会堂及び集会室は床上約5㎝つかり、古い家電製品数点と式典用じゅうたん、来客スリッパが被害に遭った。表面の泥の洗い流しはしたが、床下、内壁の裏は手つかずの状態で、今後の課題は床下堆積の泥出しと、床、内壁、断熱材の張り替えだという。
礼拝、集会自体は支障がなく、浸水直後の23日の聖日礼拝も行うことができた。だが、泥の臭いが強いのと、キッチンは衛生上使用中止の状態だ。

床板をはがす作業をする中橋スティーブンさん

25日、クラッシュ・ジャパン代表理事の永井敏夫さん、理事の内山忠信さんが同教会を視察。石巻クリスチャンセンター(ICC)フィールド・ディレクターの中橋スティーブンさんと妻のアンさんも同行した。中橋さんは、8月1日から本格的に牧師館の床板をはがして泥出しをするなどの作業を行っており、牧師館が終了したら礼拝堂に取り掛かる。
同教会への支援金窓口は以下の通り。秋田銀行南通り支店 店番号131 口座番号201529 アキタチュウオウキリストキョウカイ