「アシュラム」運動を推進した故榎本保郎氏の妻で、アシュラムセンター主事を務めた榎本和子氏が、8月15日、膵臓がんのため滋賀県近江八幡市のヴォーリズ記念病院ホスピスで亡くなった。97歳だった。17日に前夜式が、18日に告別式が、アシュラムセンターのちいろば牧師記念チャペルで、榎本恵氏(同センター主幹牧師)の司式により行われた。喪主も長男の恵氏が務めた。

1925年、淡路島福良生まれ。49年、榎本保郎と結婚。アシュラムセンター主事。日本基督教団葵教会員。聖書の言葉への徹底した聴従を実践するキリスト教超教派霊性運動「アシュラム」運動に邁進(まいしん)した夫・保郎が1977年召天した。著書に『ちいろばの女房』(いのちのことば社)。