「それは彼らの心の叫びでした」ウクライナ船越宣教師報告2023年9月29日
ウクライナの船越真人宣教師から現地の情報が9月29日、編集部あて寄せられた。一部編集して掲載する。
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いつもお祈りありがとうございます。
昨夕もアレクサンドラフカ病院に行きました。今週は、アルチョム兄はチャプレンの研修のためにキエフに行っていますので、昨夕は、アントン兄、勇貴、私の三人で行ってきました。(第8病棟へ行くときは女性たちは行かないことになっています)。
そこで兵士たちのさまざまな魂の訴えを聞きました。怒りや恐れや罪責感がまったく整理できていないまま悶々としている彼らの思いを「質問」という形で受けるのですが、それは「質問」などではなく彼らの心の叫びでした。彼らは私たちから理路整然とした解答を求めているわけではないのは明らかでした。
私たちはできるだけ彼らの言葉を聞き、神の愛を伝えようとしました。しかし、そんな敵意に満ちた質問をしてくる彼らも、私たちが帰るときには笑顔で「次はいつ来てくれるのか」「食べ物や飲み物は持って来なくてもいいから、もっと頻繁に来てほしい」と言ってくれます。彼らの励ましになっていることに励まされています。主がこの働きを用いて彼らの魂を癒して救いに導いてくださることを心から願いつつ、この働きを続けていきます。
尊いお祈りに心から感謝しています。
船越真人・美貴