関西キリスト災害ネットワーク(関キ災)主催の「第9回懇談会」が11月13日、大阪府東大阪市の大阪シオン教会の会場とオンライン併用で開催された。

最初に栗原純人氏(福音交友会・岸和田聖書教会牧師)の奨励、足立学氏(WINGS Gospel House代表)と関キ災バンドによる賛美と続き、永井敏夫氏(クラッシュ・ジャパン代表理事)が「災害時における教会間ネットワークの大切さ」をテーマに講演した。

自分事と他人事、マジョリティーとマイノリティー、支援と防災の話とともに、「支援と受援」の話では「受援」の大切さを強調。「災害に遭った時、自分で何とかしようという思いになりやすい。でも本当に大丈夫なのか。『助けて』と言うことで、自分も教会も地域も守れることがある」

支援や防災がネットワークで動く時に大切にしているのが、「TEAM(チーム)」とも語る。「四つのアルファベットを置き換えると『TEA(お茶)』『MEAT(肉、食事)』になる。普段からお茶をしたり食事をすることでつながることが大事。平時から防災をテーマにつながり続けることで、災害時に協力し合える。また、他地域で災害が発生したら、支援に転じることもできる。平時からの蓄積があるからこそ、危機に直面した時に力を発揮することができる」と語った。

最後に関キ災世話人の久保田信人氏(バプ連盟・和歌山バプテスト教会員)が総括した。【中田 朗】

2023年12月03日号   03面掲載記事)