「LIGHT Project 信仰と仕事ミニストリー」(ディレクター=サックス知子)の「信仰と仕事セミナー」が1月20日、オンラインで開催された。今回のテーマは「思い込みから解放された!」。当日はLIGHT Project の「信仰と仕事コース」を受講したスピーカーの話を聞き、続いて各グループでディスカッションした。【中田 朗】

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坂下さん

最初のスピーカーは坂下貴子さん(亀有教会員)。仕事は不動産管理業で、マンションの管理会社の事務職で働く。勤続33年目だ。「今は本社勤務で、全国の支店をまとめる部署にいる。吸収合併、4回の社名変更を経て、今では業界大手の会社。高卒の私ではとても入れない会社で、奇跡と同時に正直ついていくのがやっと。プレッシャーと不安の日々だった」

「仕事はつらく苦しいものと思っていた。次から次へと業務が増え、新たな課題や問題が起きる中で、うまくやらなければと思っていた。忙しくて疲れていても、仕事を成功させるため自分を犠牲にして働かないといけない。そんな間違った情熱により仕事に振り回されていた」

そんな時、「LIGHT Projectの学びに導かれた」と言う。「学びを通し、自分が二元的で日曜日と平日を分けて考えていたこと、神様を第一にし、より頼むことができなかったことを悔い改めた。今はイエス様に重荷を委ね、イエス様が運転する車の助手席に座って働くように心掛けている。休日も、イエス様が助けてくださると信じ、休むようにしている」と語った。

塚本さん

 

二人目は塚本博希さん(アッセンブリー・御影神愛キリスト教会員)。アプリケーションエンジニアとしてIT企業で4年間働き、現在は夜間の神学校で学ぶ。塚本さんは、学びを通して自分の思い込みに気づかされたと言う。「仕事は本来、生きる上での喜びの源のはずなのに、僕の中に、お金のために働くのは汚いというイメージがあった。にもかかわらず、それが現実と思って働いていた。お金がなくなることを恐れている自分がいることに気づいた。働くことはいいことなのに、その恐れからのプレッシャーで働くという悪循環に陥っていた」

「『偶像を造る者はみな、空しい』(イザヤ44・9)とあるように、思い込み(偶像)は、求めても安心感を与えない。走っても、カラカラと空回りするだけ。働き続けても不安で空しかった理由は、これだった。この不安を癒やしていただくため、本当に神様に委ねることが必要だ、、、、、、、

2024年02月04日号   07面掲載記事)