ウクライナ難民・子どもたちの絵画とパネル展開催中　常盤台バプテスト教会で

ウクライナ難民・子どもたちの絵画とパネル展「小さき画家たちの展覧会」が５月１４日から、東京・板橋区常盤台の常盤台バプテスト教会玄関ロビー・礼拝堂で始まった。主催は学校法人バプテスト基望学園常盤台めぐみ幼稚園。

同展覧会では、ポーランドに避難してきたウクライナ避難民の子どもに描いてもらった絵を展示。ポーランドのクラクフ市にあるサンスター日本語学校校長の兵頭博氏が、ウクライナで戦争が始まった後、避難してきたウクライナの子どもたちにアートセラピーとして描いてもらったものだ。兵頭氏は「今なお難民生活を続ける子どもたちの苦悩を忘れることのないように」と、日本で巡回展覧会を発案。昨年春から日本全国各地の学校・自治体などを巡回中だ。

同幼稚園も、開戦後、ウクライナ難民支援活動を行うポーランド各地のバプテスト教会などに、折り紙や献金と祈りを届ける活動を開始。交流のあった兵頭氏から声をかけてもらい、巡回展覧会会場の一つとして、このほど開催の運びとなった。

展示会場には、２９人の子どもが描いた４１点の作品を展示。その中には、戦闘シーンを描いた絵もあって生々しい

展覧会は１８日まで。時間は午前９時半から午後４時半まで。入場無料。１６日午後１時からは、色彩心理・心理カウンセラーの牛尾眞澄氏による講演、１８日午後３時からは、兵頭氏による「難民支援現地リポート」（オンライン）が開かれる。問い合わせはTel０３・３９６７・９４２４、常盤台めぐみ幼稚園まで。