【沖縄だより】未来への種まき 書店から 宮古で「絵本読み聞かせセミナー」
那覇のキリスト教書店「ライフセンタ ービブロス堂」はこれまで、取引先の幼稚園などで「絵本読み聞かせセミナー」を行ってきた。店長・中村信義さんの、「書店の未来を支える種まきとして、絵本好きな子どもたちを一人でも多く育てる。そのためには、絵本の読み聞かせに取り組む家庭がさらに増えること」という発想から。中村さんは、NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師の資格も取得している。
中村さんは以前、宜野湾市・宇地泊キリストの教会付属慈愛幼稚園に勤めていたことがきっかけで、沖縄私立幼稚園連合会の主任研修会で家庭での読み聞かせについて講演した。そこに出席していた、宮古島にあるみつば幼稚園から声がかかり、今年5月の保護者会総会の後、絵本読み聞かせセミナーを開催。参加者の質問には、自身の子育て体験からも話す。久しぶりの宮古島訪問ということもあり、レンタカーに本やグッズを積み、宮古島の教会への移動販売もあわせて実施。「ゴスペルボックスほどの在庫量はありませんが、本やグッズを手に取ってお買い物を楽しんでもらうことができました」と中村さんは話した。
講演する中村さん(写真奥)
6月15日には、ライフセンタービブロス堂で、父の日特別絵本講座として「子育て応援! 読み聞かせのすんごいパワー」と題したセミナーを開催。そこでも参加者との活発な意見交換が行われた。
(2024年06月30日号 04面掲載記事)