野田和裕氏(〔株〕ライフワークス代表取締役)の著書『ビジネスで勝ち抜くための聖書思考』(ぱる出版、千540円税込)が6月25日から全国書店で発売開始となった。その出版記念トークイベントが29日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで、7月6日、大阪市中央区のVIP関西センタービルで開かれた。

トークイベントで挨拶する野田氏

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本書は、野田氏のキリスト教専門葬儀社の創業から今日までの歩みを振り返りつつ、聖書を土台とし、クリスチャンビジネスパーソンとしてどんな意識でビジネス展開してきたかをまとめたもの。まずビジネス著者養成スクールに入塾し、オーディションの通し方、企画書の書き方の指導を受けた。また、スクール主催の出版オーディションで出版関係者の前でプレゼンをし、審査を経て合格。「ビジネスの成功の鍵は聖書思考だ」と、クリスチャン経営者、聖書を前面に押し出した内容だったが、「その通りに書いてほしい」と言われ、3か月で一気に書き上げ、商業出版として刊行。ビジネス書だが、各章ごとに聖書の言葉が散りばめられているのが特徴だ。
トークイベントでは、野田氏による〝ベリーショートセミナー〟が行われ、祖父から学んだ⑴即行動する信仰(実践型信仰)、⑵素直な信仰(ビジョン達成型信仰)、⑶諦めない信仰(信仰で押し進む)、⑷早起きは3億の徳、⑸目標を持つ、⑹1秒間に二歩、⑺書斎がある(何かと勉強している)、⑻趣味を極めるまで継続、⑼規則正しい生活(ルーティーン化)、⑽周りに流されない(マイペース)、⑾クリスチャンクリスチャンしていない(実践で現わしていく)などの教えを挙げた。
インタビューセッションでは、「なぜ出版しようと思ったのか」という質問に対し、こう答えた。「僕の人生は意外と本との関わりがある。祖父が本好きで、『これを読め』とよく送られてきた。『人は出会った人、読んだ本から影響を受ける』という言葉が好きで、いつかは本を出したいなと」
「その思いをキリスト新聞社長の松谷信司さんに話したら『今頃ですか。遅すぎますよ』と言われた。そのひと声が私の背中を押した」と語った。
本の詳細はURLnote.com/tokyo_life_works/n/n2f8134eeb798で。

2024年07月21日号 03面掲載記事)