一般財団法人「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン(MAWJ)」の活動を通して、難病と闘う子どもの夢を励ましてきた大野寿子(おおの・ひさこ)氏=写真=が、8月22日に肝内胆管がんのため千葉県の自宅で亡くなった。73歳だった。葬儀は31日に、千葉県浦安市の日本基督教団浦安教会で執り行われた。喪主は夫の朝男(あさお)氏。司式は同教会牧師の笠田弘樹氏。

1951年香川県生まれ、浦安教会員。上智大学卒業。在学中から演劇活動を開始し、劇団四季付属演劇研究所に所属。94年にメイク・ア・ウィッシュの活動に出会い、同団体の職員となり、98年に東京本部事務局長に就任。2016年に定年退職し、同団体の理事を経て、22年9月より同団体チーフアドバイザーとして広報・講演活動を続け、3千人以上の子どもの夢の実現に従事してきた。メイク・ア・ウィッシュは、3歳から18歳未満の難病と闘う子どもの夢をかなえるお手伝いをするため、1980年にアメリカで生まれたボランティア団体。その活動は世界に広がり、92年には日本支部が立ち上がった。

 

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