有賀氏

 

超教派宣教協力を進める上で、非聖書的な運動、カルト問題への憂慮が高まっている。このような問題のうち特に「新使徒運動」について問題点を考える「非聖書的および新使徒運動問題の講演会」が8月30日に、大阪市の大阪クリスチャンセンターで開かれた。

大阪ケズィック・コンベンション総務委員会、大阪宣教祈祷会役員会、大阪朝祷会、ジャパンミッションセンター理事会、福音宣教協力会常任委員会が共催。

この中で、超教派で幅広く活動してきた伝道者、有賀喜一牧師が、過去約5年間、「新使徒運動」やカルト的運動に関与する人物やグループにかかわりをもっていたことを報告し、関係断絶を宣言した。

運動とのかかわりを憂慮する牧師らと会合を重ね、8月13日誓約書に署名した。

誓約書では「私は堅く聖書信仰、万事聖霊できよめに立って主と教会に仕えて参りました。ここ5年前から、新使徒運動やカルト的な背景をもった教会や働きに知らずにかかわって来たことを深く悔い改め、ここに関係を絶(た)ち、今後の働きは、本来の聖書信仰、聖霊のくしき、導きに従って生涯を全うすることを誓約いたします」と述べる。(証人は、JEC 国分福音教会牧師富浦好之、日本イエス・キリスト教団西宮聖愛教会牧師鎌野善三、宗教法人イエス教日本世界宣教会大阪弟子教会牧師金沢泰裕)

講演の様子

 

集会は、司会を金沢氏、祈祷を安田正氏(日本福音自由教会協議会・グレース宣教会牧師)、「良い地に蒔かれた種」(ルカ8章8、15節)と題した説教を富浦氏、講演「『新使徒運動』のパン種は私たち牧師の罪です~教会を『カルト化』から守るために~」を坂本兵部氏(日本基督教団葦のかご教会牧師)、証言を尾山謙仁氏(厚木聖書キリスト教会協力牧師)、奨励に小平牧生氏(キリスト兄弟団西宮教会牧師)、平岡修治氏(バプテスト教会連合橋本バプテスト教会粉河チャペル牧師)、鎌野氏、村上好伸氏(単立カリスチャペル創立牧師)、終祷を大久保みどり氏(単立・主イエス・キリスト教会牧師)が務めた。

詳しくは紙面で。

 

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