「心のお薬になれますように」ラジオ「モリユリのこころのメロディ」10周年
福音歌手の森祐理さんのラジオ番組「モリユリのこころのメロディ」が、今年10月で放送10周年を迎える。これを記念して、9月6日に大阪市中央公会堂で「ありがとうコンサート」が開かれ、多くのファンやリスナー、放送関係者が駆け付けた。番組が始まるまでの軌跡、始まってから今日までの歩みを2部構成でつづり、全17曲を高らかに歌い上げた。10周年を機に、番組協力会「ハーモニー」を発足、働きの支援も呼びかけた。
同番組はラジオ関西(AM558kHz、FM91.1MHz)で、毎週木曜日午後9時半から放送中。祐理さんの国内外のコンサート活動での体験談や、ゲストへのインタビュー、童謡や賛美歌、歌謡曲なども交えた充実した内容の番組は、幅広い年齢層のリスナーに支持されている。
スタートのきっかけは過労で突然声が出なくなったことからだ。二度と歌えなくなったらどうしようと悩む中、「それでもあなたは高価で尊い」という神の声が響いた。
「この素晴らしい恵みを伝えたい。ラジオなら、より多くの人に届けられるはず」。ラジオ番組の実現を模索していたとき、大阪クリスチャンセンターの理事だった故光野定義氏からラジオ関西の齋藤靖典プロデューサーを紹介された。阪神大震災20年の節目を前に、震災に関わったパーソナリティーを探していたところだったという。福音歌手として被災地支援を続ける祐理さんの働きの背後には、震災で失った弟の渉さんの存在がある。
「弟のいのちがここでつながったのです、、、、、
(2024年09月22日号 02面掲載記事)