日本福音同盟(JEA)が主催する「宣教フォーラムMIE・2024」が、三重県四日市市で開幕。大会テーマは「三重で出会える宣教協力」。2日間の日程で、10人の講師・パネリストが立ち、宣教協力の現状報告と提案がなされる。12の分科会が開かれ、各宣教団体は「宣教ブース」を展開。新たな協働のための出会いも期待される。2023年に岐阜県で行われた「第7回日本伝道会議(JCE7)」以後の東海地方の動きも報告される。

大会の第一ブロックでは、三重県出身で三重宣教ネットワーク代表、開催委員長の近藤健二さんが講演。クリスチャン人口減少、教会の若者不足、牧師の高齢化、神学生の不足などの現状を報告し、危機感を共有した。

近藤さんは、「三重県は南北に長く、北部は名古屋圏、鈴鹿山脈の西側は関西圏、と文化圏が県域により異なる。神学校もない。この三重の教界状況がJCE7以後、変わってきている。今回のような大会が三重で開かれるのは初めてで、歴史的なこと」と話した。


日本長老教会・四日市キリスト教会の会場で


諸団体が宣教ブースを展開


開催委員長の近藤健二さん