【訃報】栗原一芳氏逝去 日本CCC元代表、超教派で多方面に貢献
日本キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(日本CCC)元代表で、多方面の超教派宣教活動に尽力してきた栗原一芳(くりはら・かずよし)氏が、12月7日、心臓弁膜症・敗血症・肺炎のため逝去した。
1955年生まれ69歳だった。11日に近親者での召天式を行った。喪主は妻の珠代(たまよ)氏。司式はホープチャペル所沢主任牧師の瑠世那勇人(るせな・はやと)氏。13日には、日本CCCホームページで現代表の江渕篤史氏が報告した。
東京都豊島区巣鴨生まれ。高校生時代にhi-b.a.(高校生聖書伝道協会)のキャンプで救われ、聖泉巣鴨キリスト教会で受洗した(召天時の所属教会はホープチャペル所沢)。立教大学卒業後、米国のバイブルカレッジで学んだ。84年に日本CCCスタッフとして献身。88~2008年に同代表を務めた。88年に珠代氏と結婚し、養子縁組で力氏、堅氏を乳幼児から迎え育てた。日本CCC勤続40年の内、前半の20年は、同代表として、団体の法人化、三鷹学生センター設立などに貢献。
人生の後半20年は、CCCの枠を超えて他団体と協力し、Tokyo Metro Communityを仲間達と共に立ち上げた。「山手線祈祷」「路傍伝道」にも精力的に参加した。11年の東日本大震災後は、災害救援、防災活動にも尽力し、災害支援団体クラッシュ・ジャパン次期東京災害対策を担当した。本紙でも連載<首都圏大震災に備える>(2012年8月~13年6月全10回)で寄稿、同実践編(13年7月~18年5月、全54回)でも多くコメントを寄せた。
2024年6月には、肺炎と心不全により入院し回復したものの病状は悪化。11月には「心臓弁膜症手術(大動脈弁閉鎖不全症/僧帽弁閉鎖不全症/左室肥大)」のため再入院となった。12月2日には手術が成功したが、感染症が引き起こされ、意識は回復せず、7日に息を引き取った。25年春ころに東京で「栗原一芳スタッフ召天記念礼拝」を予定している。
写真=2017年、江渕・現日本CCC代表就任式で
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