カトリックと日基教団が公開質問状送付 クリスチャントゥデイが回答 張氏の〝正統性〟主張
カトリック中央協議会と日本基督教団は、株式会社クリスチャントゥデイ(矢田喬大代表取締役社長)に対して、回答期限1月8日までの公開質問状を昨年12月20日に送付。クリスチャントゥデイは1月8日にFAXで回答した。
質問内容は、クリスチャントゥデイ(以下、原告)が根田祥一氏(クリスチャン新聞顧問、異端・カルト110番編集顧問、以下被告)を訴えた名誉棄損訴訟(2024年4月東京地裁、11月東京高裁)の中で事実認定された、異端性・カルト性にかかわる事柄について。原告は、同訴訟で、張在亨氏を「再臨のキリスト」とする「共同体」についての証言を集めたブログ記事と被告のSNS投稿に対し名誉毀損を問うた。
今回の質問概要は、①原告と、張牧師及びその組織との関係について、②張牧師が再臨のキリストであると示唆されたという証人らの証言について、③原告現代表以外の職員らが、過去に異端信仰を隠して、淀橋教会の礼拝に通っていたことなど、④原告現代表と張牧師関連の教会・教団との関係、⑤過去に原告を含む関連組織は「使役」の名の下に労働の対価を正当に支払わなかったなどの事実について、⑥現在、従業員に正当な労働の対価を支払っていることを、公租公課等の証拠をもって証明すること、⑦張牧師の宣教活動を行う宣教師に対し、開催場所を偽った会議の開催等を示す文書を交付し、本邦への入国及びその宣教活動の便宜を図ったことについて。
原告の回答は、①張牧師との法的、運営上の関わりを否定。張牧師の経歴を記述して「何ら問題ない」人物と主張、②原告側の証言者の証言などを「信用性に欠ける」と否定、③淀橋教会の峯野龍弘主管牧師の陳述書に基づいて否定、④「張牧師は再臨のキリストではない」と述べ、同牧師関連教団についても「正統な福音主義信仰を表明している」と認識、⑤事業が軌道に乗ってからは従業員を無償で労働させたなどの事実はないと否定、⑥「このような場で証拠提出する必要はな」いと拒否、⑦会議出席予定の韓国クリスチャントゥデイ記者に文書を発行したと主張した。
質問状、回答の全文は以下のリンクから
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