会議最終日午前は「キリストの統治」がテーマ。使徒の働きの聖書講解は、ブラジルのアマゾン地域で先住部族伝道とリーダーシップ育成をする長老派の牧師、ロナウド・リドーリオさんが語った。

28章から四つの要点を示した。一つ目は「福音は反対に遭う」。「反対に遭わずに福音が宣べ伝えられることはない。神学的な確信をもって困難への神の応答を知り、宣教学的な確信をもって召しに忠実であり、個人的な確信をもって神の計画に委ねることで、私たちは整えられなければならない」

福音と文化の関係を論じた。①超文化的。聖書に示された人々と社会についての真理を内包する。②多文化的。全世界の人々をイエスの周りに集める。③文化横断的。異なる文化の人々の霊的な交わりを促進する。④異文化的。ある文化から別の文化へ届けられねばならない。⑤文化的。私たちの間に住み、言葉を話し、私たちを贖ったイエス自身についてのものである。⑥対抗文化的。文化の中で人々に対抗し、変革をもたらす。「私たちが迫害されるのは、その行いゆえではなく、(対抗文化的な)福音を宣言するときである」

二つ目の要点は、「福音は全ての国に届く」。「『異邦人に送られ…彼らが聞き従うことにな』る(28節)。全ての教会によって全ての人々に福音を宣言することが優先事項である」

三つ目は、「福音は自由に勇気をもって宣べ伝えられる」。「私たちは信仰を持ち、イエスを知り、霊の力をいただき、聖霊が内に住み、みことばを持ち、みことばに導かれ、教会があり、交わりに励まされ、福音を持ち、福音が私たちを変えていく。つまり私たちは必要な全てを持っている。しかし、探し、祈り、受け取り、失わないよう守らねばならないものがある。それは勇気、あるいは大胆さだ。それは自然には備わらず、知識、訓練、経験から生まれるのでもなく、神から与えられる」。障壁がある時も、祈りによって勇気を得て進むよう励ました。

四つ目は、「福音はイエスについてのものである、、、、、

2025年02月09・16日号 03面掲載記事)