「被災地に届けよう」テーマに 能登と大船渡にエールを 愛と希望のコンサート2025
気仙沼市では「愛と希望のコンサート2025」(宮城三陸3・11東日本大震災追悼記念会主催)が、保守バプ・気仙沼第一聖書バプテスト教会とオンライン併用で開催された。

今年のテーマは「被災地に届けよう」。昨年の能登半島地震と豪雨災害、先日の大船渡の山林火災の被災地にエールを届けたいとの願いを込めた。当日献げられた義援金も、両方の被災地に届けられる。
出演者は、宣教落語家のゴスペル亭パウロさん、ピアニストのポールMさん、サックス奏者のパク・グァンシクさん。当日は劇団四季所属のビョン・ホギルさんも出演予定だったが、緊急に仕事が入り、代わりに音楽宣教師のイ・ヒョンオクさんが出演した。

ゴスペル亭パウロさんは、石巻市で津波被害に遭ったが在校生徒は全員無事だった、という門脇小学校の事例をもとに、落語を披露した。
地震発生直後から、生徒たちは教師の誘導のもと裏山の日和山に避難した。日頃から避難訓練が実施されていたためスムーズに避難が行われた。3月15日、まだ臭いの強い校舎に、校長と教頭が入った。校長室の耐熱金庫の中には、なんと染み一つない卒業証書が。4月15日、無事に卒業式が執り行われた…。この奇跡的な事例を、情感込めて話した。

続いて、ポールさんとパクさんが、「神の御子にますイエス」「故郷」などを演奏。午後2時46分には参加者全員で1分間の黙祷を捧げ、出演アーティストが献花をし、千葉顕一氏(保守バプ・こひつじキリスト教会成沢チャペル牧師)が「この日を迎えるたびに言葉にならない痛み、苦しみを覚えるが、主ご自身が愛と恵みと癒やしによって、この場を包んでください」と代表して祈った。
その後、ポールさん、ヒョンオクさん、パクさんが、「雪の華」「御腕に抱いて」「御国の心地す」などを演奏し、最後に参加者全員で「花は咲く」を歌った。
当日の模様はURLhttps://miyagi3riku3011.jimdoweb.com/で視聴できる。
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