2015年おふぃす・ふじかけ賞受賞時

日本の「いのちの電話」設立にかかわり、自殺予防に尽力した齋藤友紀雄(さいとう・ゆきお)氏が2月25日、逝去した。88歳だった。告別式は、3月5日、東京・杉並区の救世軍杉並小隊で執り行われた。喪主は長女の恵文(えふみ)氏。司式は村上実基牧師(日本基督教団石神井教会)。

友紀雄氏は、1936年東京生まれ。62年、日本基督教団阿佐ヶ谷教会伝道師・副牧師に就任、67年、石神井教会牧師。71年、「いのちの電話」設立にかかわり、事務局長、常務理事など歴任。84年、「キリスト教カウンセリングセンター」設立に初期から関わり、所長・理事など歴任。85年、青少年健康センターの設立に関わり、同センター会長、同名誉会長を務めた。97年、自殺予防活動への社会貢献により国際リンゲル賞、2007年、朝日社会福祉賞を受賞。12年には、「いのちの電話」を代表して藍綬褒章受章。著書に『人生の旅立ち』『今、こころを』(各日本基督教団出版局)、他に共著多数。

 

関連記事

分かち合い心が溶かされる 第四回クリスチャン自死遺族のコミュニティー ナインの会@東京

個人ブログで企画 キリスト教カウンセリングの意欲作に賞を おふぃす・ふじかけ賞授与式

若者の自死予防 生きる意味模索で――電話+面接相談「クリニック絆」設立 2013年01月27日号

 

★「クリスチャン新聞WEB版 https://クリスチャン新聞.com/csdb/」(有料)では、最新号から
1967年創刊号までの週刊「クリスチャン新聞」を閲覧、全文検索(1998年以降)できます。