5月8日、ローマ・カトリック教会の新教皇にレオ14世が選出された。

世界教会協議会(WCC)は同日、選出を伝えるニュースをウェブサイトで発表。祝福と歓迎の言葉とともに、ローマ・カトリック教会との関係を継続することを表明した。

ローマ・カトリック教会はWCC加盟団体ではないが、合同作業部会、会議へのオブザーバー相互派遣、WCCの「信仰と職制委員会」、「世界宣教と伝道委員会」へのカトリック教会代表団派遣など、協力関係を続けてきた。

WCC中央委員会委員長のハインリッヒ・ベッドフォード=ストローム主教は声明の中で、新教皇レオ14世が前教皇フランシスコの後継者として、弱い立場にある人々に対する愛と、被造物に対する愛の証しを引き継ぐことを期待するとして、こう述べた。
「私たちWCCはローマ・カトリック教会と、友情と感謝をもって協力しています。新教皇と、和解した多様性の中で一致のために努力する全ての人々との出会いを楽しみにしています」

WCC総幹事のジェリー・ピレイ牧師は、教皇選出選挙「コンクラーベ」を完了させたローマ・カトリック教会と枢機卿に対する敬意も表明。「新教皇がこれからも、エキュメニカルな協力、キリスト教の一致、世界の正義と平和を強化し続けてくださると信じています。WCCは、ローマ・カトリック教会、すべてのキリスト教徒、さまざまな信仰を持つ人々、そしてすべての善意の人々とともに祈り、歩み、働き、神の平和と愛を地上にもたらすため努力し続けることを約束します」と述べた。

 

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