【詳報】「国・民族・宗教こえ ともに平和を」岡田氏 カナダ海軍大佐らも挨拶「第32回英連邦戦没捕虜追悼礼拝」

 戦時中、日本軍捕虜として日本に連行され亡くなった連合軍兵士を追悼しようと、毎年8月の第一土曜日に神奈川県横浜市保土ヶ谷区の英連邦戦没者墓苑で開かれている「英連邦戦没捕虜追悼礼拝」(同実行委員会主催)の第32回目が1日、開催された。

戦没捕虜の追悼碑に献花。右が岡田氏

 礼拝では、岡田仁氏(明治学院大学教授、日本基督教団牧師)が、「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5・9、新共同訳)の御言葉から「和解に立ち、平和を造り出す」と題して追悼の辞を述べた。

「平和を造る」5つの歩み 岡田氏

 岡田氏は「平和とは、どこか遠くにあるものではない。ここに、私たちの足元において、キリストの十字架による和解に立ちながら、神が求めておられる平和を、一人ひとりが造り出していくもの。これこそが聖書の教えであり、この追悼礼拝の意義でもある」と言う。また、「和解を可能とする原点は、神がキリストを通して人間と和解されたところにあり、神の赦しによって、人と人、国と国が争いを越えて和解していくこと。これが聖書における罪の赦しであり、罪赦されて国と国、人と人とが和解へと導かれる。呼びかけ人の永瀬隆さんがそうであられたように、この神の招きに応答することが求められている」

 その上で、「平和を造る」歩みについて5つ挙げた。⑴現場(戦没捕虜墓地など)に身を置き、その風に吹かれる、⑵戦争体験者(被害者・加害者)の物語に傾聴する、⑶そこで聞いた物語を心に刻み、想像し、共感し、自分のうちに深く落とし込む、⑷その思いを、自分自身の言葉で表現する。⑸その体験を共に分かち、認め、尊重し合いながら協働うる。そして次世代へ語り継ぐ。

 「戦争の反対は、対話。対話が欠けるところに、対立と争いが生まれる。その毒を取り除き、意識して平和を造ることが大切だ・・・

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