権力持つ側の責任問われる 寄稿・城倉由布子 【3人に聞く リーダーの誘惑と回復②】

城倉由布子(日本バプテスト連盟ハラスメント対策委員会委員長)

 私自身、フィリップ・ヤンシー氏の「不倫」報道(1月18日号参照)に接したとき、想像の域をはるかに超える衝撃だったかと言えば、実はそうではありませんでした。もちろん、氏を個人的に知っているわけでもなければ、彼の著作の熱心な読者というわけでもありません。


 私は、日本バプテスト連盟が2005年に設置したハラスメント対策委員会の委員として長年相談に携わってきました。所属教派に相談窓口がない方々からの声も含め、これまで数多くの事例に向き合ってきましたが、その中には牧師や指導的立場にある人による「不倫」のうわさや相談が、決して少なくないのが現実です。


 ここで一つ、慎重に区別しておきたいことがあります。日本では、既婚者が配偶者以外と性的関係を持つことを一般に「不倫」と呼びます。しかし、「聖職者」が関わる場合、それは単なる「不倫」では済まないことがあるのです・・・

(次ページ[下部ボタンから]で、聖職者の関係性、リーダーの責任について)

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