
リバイバルや教会のための祈りや黙想の祈りの集会は素晴らしいが、しかし、家族、仕事、学校、教会にまつわる自分自身の問題や悩みについて、集中して心を注ぎ出す祈り会は少ないのではないか・・・
そのような問題意識で、超教派祈祷会「ASK」が今年始まった。5月に第一回を実施し、9月21、22日に、第二回を東京・国分寺市で開催する(申込締切は9月20日、日曜日)。その祈り会の特徴と開催への思いを、同コーディネーターの桜井知主夫さん(ジーザス・コミュニティ国分寺牧者)に聞いた。
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家庭、職場や学校、教会の悩みを、どこに持っていく?

この祈祷会では、自分の悩みを人に打ち明けるのではなく、神に向けて祈っていく。桜井さんは「人に悩みを持っていくと、的を外した批判や悪口になりやすく、誤解されたりゴシップに流れたりすることもある。逆に人に聞かせるためのきれいな言葉で祈る必要もない。祈りの作文に優れているから神が願いを叶えてくださるわけではない。言葉にならないうめきや、助けを求める思いを、ありのままに神の前に持っていき心を注ぎ出す場所としたい。」と話す。
牧会する「若者たち」の変化が祈祷会実施の後押しになった。「かつて学生として活発に奉仕していた若者たちも、家庭をもち、職場では、上司と部下に挟まれる中間管理職となり、本当に悩みを抱えている。人には言いづらくても共に神様に助けを求めて祈る場が必要だと思いました」
祈り自体が目的の場

ネットワークづくりやカウンセリングを目的とする場にならないようにも気を付けている。「もちろん、祈り以外の食事の時間など、自由に交わりをもつのはいいと思う。しかし何か別の働きに動員する場ではなく、祈るこの場自体を目的とする集会としたい」と語った。申込者の教会、教団教派名は必須ではない。互いのプライバシーや祈りの妨げにならないよう配慮するという。
祈りのイメージとして、サムエルの母ハンナの例を挙げる。ハンナは、もう一人の妻ペニンナにいじめられて、「募る憂いといらだちのため、今まで祈っていた」(1サムエル1章16節)。夫にも理解されなかった。父なる神のみ前に心を注ぎ出した。「どう祈ればいいのか分からないとき、聖霊の助けがあり、私たちの願いが神のみこころと一つになるとき、神は答えてくださる」と勧める。
「ASK」とは、Ask(求めなさい)、Seek(探しなさい)、Knock(たたきなさい)という3つの祈りの約束(マタイ7章7節)の頭文字だ。集会の流れとしては、賛美をして、30分ほど信仰が励まされる聖書の話をして、それから1時間ほど神のみ前にイエス・キリストの御名によって、心を注ぎ出す。一日三回、合計六回の祈りの時間(各回90分)を持ち、「まず自分自身のため、次に愛する人たちのため、そして教会のために、じっくりと祈ります」。
それぞれの祈りを励ますため、最初に賛美と聖書の言葉からの奨励がある。続いて約60分一人でノートに向かい、深く祈る。「声に出さなくてもいい。私たちは、様々に思いが巡るので、ノートに書いて見返し、神様に祈りを向けていきたい」その時に、注意していただきたいことは、大声で祈って他の人たちの集中力を削ぐようなことは控えていただきたいということだ。
「人ではなく神に」祈りのライフワーク

桜井さんは、「ASK」の働きは「ライフワークにしたい働き」と思いを込める。「あと12年したら80歳になる。それまで毎年春と秋に続けていきたい」と言う。
桜井さん自身、「祈り」に変えられた人生でもあった。代々のクリスチャンの家庭だったが、13歳で教会を離れ、学生時代は、ヨーロッパなどを放浪した。そこで祈りの共同体「テゼ」の祈りを知った。帰国後、行き詰ったとき、テゼの祈りを思い出し、再びフランスに行き、テゼで一か月朝から晩まで泣きながら祈りの時間を過ごした。日本に帰国後、様々な教会を訪ね、聖霊の導きによってチャック・スミス牧者と出会い、カルバリーチャペルと提携した。長年全国的なカンファレンスを担当していたが、その働きを終えたことも、ASKに力を入れるきっかけになった。
カウンセリングに力を入れた教会で奉仕をしていた時期もあり、その知見を持ちつつも、「最終的に神様にもっていかないと解決しない」というカウンセリングの限界も身に染みている。「ASKでは、人ではなく神様に目を向けたい」と繰り返し語った。
ASKは、9月21、22日両日とも10時〜16時。一日だけの参加もできるが、両日別内容となる。場所は、国分寺市の東京都立多摩図書館セミナールーム。聖書、大学ノート、筆記用具を持参。会場費1000円。申込締切は9月20日。詳細、申し込み先は、https://calvarykb.org/ask-prayer-meeting/ から

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