【3人に聞く リーダーの誘惑と回復①】「よく走り抜く」生涯のためには 寄稿・一場茉莉子

サンタバーバラ・ベタニア会衆派教会日本語部牧師/
 ローザンヌ運動日本YLGen[若手リーダー世代育成]共同代表

 牧師や教師をはじめ、キリスト教界には人々を導き助ける多くのリーダーがいます。しかしその中で「最後まで信仰と召命に忠実に走り抜いた」と評価できる方は、果たしてどのくらいいらっしゃるでしょうか。


 聖書的リーダーシップの権威であり、福音派および宣教の文脈におけるリーダー育成に世界的な影響を与えてきたJ・ロバート・クリントンによると、finish well(=終わりまでよく走り抜く)するのは全体の約3割と言われます。クリントンのいうfinish wellとは、働きの成功や成果の大きさではなく、最後まで神との生きた関係を保ち、召命に忠実であり続け、道徳的・霊的に破綻せず人生と奉仕を全うし、次世代に健全な影響と遺産を残すことを意味します。この結論は、聖書に登場する約50人のリーダーと、歴史上のリーダー5千人以上の生涯研究から導かれたものです。3割という数字を聞くとき、皆さんはどのように感じられるでしょうか。

国内外の著名なリーダーたちの逸脱のニュースを聞く度に、私たちは心を痛め、失望します。時に信仰が揺らぐこともあるでしょう。しかしクリントンの研究が示すのは、最後までよく走り抜くことは、リーダーとして走り始めたら誰もが自然に到達する当たり前の結果ではなく、そのような生涯を送れるとしたら、それはむしろ超自然的な力によるのであり・・・

(次ページ[下部ボタンから]で、リーダーたちの誘惑と、「失敗」したリーダーに必要なこと、など)

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